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2021年02月18日09:38

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新型コロナウイルス

新型コロナウイルスって、どこまで解明されてるのかな?と思って調べてみると、ビックリしましたので書きます。

新型コロナウイルスはコロナウイルス科に属してます。人に感染するコロナウイルスはこれまでに6種類が知られており、そのうち4種類は風邪症候群を引き起こすウイルスです。残りの2種類は重大な病気をもたらすもので、1つはSARS,もう一つはMERSを引き起こします。今回の新型コロナウイルスは人に感染する7種類目となるんです。

新型コロナウイルスは、エンベロープと言う脂質二重膜で覆われていて、その表面からスパイクたんぱく質が突き出た格好をしており、内部にはカプシドというたんぱく質に包まれたリボ核酸(RNA)が存在します。

ウイルスは自分だけでは増やすことができず、細胞に侵入して増殖します。新型コロナウイルスは、表面に付きだしたスパイクたんぱく質が私たちの細胞の表面にあるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体に結合する事で侵入を開始します。ACE2はアンジオテンシン変換酵素(ACE)とともに血圧の調整にかかわる酵素で、ACE2は血管拡張、ACEは血管収縮とういう作用をもっておるり、私たちの体の中で重要な働きを担っています。

細胞内に侵入した新型コロナウイルスは、細胞の作用でエンドロームという小胞になかに閉じ込められます。これは細胞が外部から栄養分子や情報分子を取り込むための仕組みと同じで、エンドサイトシースと呼ばれます。新型コロナウイルスは他のウイルスと同様に細胞が機能するために必要な仕組みを利用して細胞内に侵入するわけです。

その後、細胞にはエンドソーム内の分子を消化するため、中身が酸性の消化エンドソームという別の小胞をエンドソームに融合させて、エンドソーム内を酸性化していきます。この酸化はエンドソームの中身が何があってもおこなわれます。ところが新型コロナウイルスがエンドソーム内に居る場合、酸性化とともにスパイクたんぱく質の膜融合能が活性化され、エンドソームの膜と新型コロナウイルスのエンベロープが融合します。その結果、エンドソームの膜が開いて新型コロナウイルスのRNAが細胞質内に遊離されます。そして、RNAは細胞が持ってるリボソームに結合し、ウイルスの複合に必要なたんぱく質やRNAを大量に合成します。

このように他のウイルスと同様に新型コロナウイルスは細胞の性質・機能を巧みに利用して、自らを増殖させているんです。


どうですか?付いてきてますか???


私も何となくですが、理解してます。f(^^;


今回勉強になったのは、ACEは知ってたけど、ACE2って言うのが有るんだな〜?って事です。

しかし、1年を過ぎて、ここまで分かってきてるんですね〜?


ビックリしました。


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