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2020年09月09日12:47

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★毎日、見ているのに、気づきもしない。【メルマガくん:09/09号】

 在宅勤務です。クスノキの見える窓辺に個人用小型電脳を置いて、仕事をしています。窓の外は、クスノキです。お隣の、三階建ての集合住宅の裏庭にあるクスノキです。三階建ての住宅よりも高いクスノキです。
 毎日、クスノキを見ています。いえ、小型電脳から視線を外して、目だけを、ほんのちょっと上に向けると、すぐそこにクスノキがいます。見ようと思えば、いつでも見ることができるのです。それなのに。
 今の今まで、気づきませんでした。クスノキが一回り、大きくなっているのです。窓いっぱいに広がっています。それどころか、伸びた枝がもう少しで、こちらの家の壁に触れそうなくらいです。右手のほうに視線を移すと、クスノキと接している別のお宅の屋根には、すでにクスノキの枝が「上陸」しているのが見えます。いつの間に。
 伸びてきている枝の葉っぱは、ほかの葉に比べて、若々しい緑色です。若い枝がどんどん伸びているのでしょう。今年の夏に特異な現象なのか、それとも毎年、この時期にはこうなのか。去年までは、こんなふうに毎日、クスノキを見つめてこなかったので、比較のしようがありません。それにしても素晴らしい勢いです。
 実際のところ、平日はほぼ毎日、クスノキの写真を撮っています。ここ1か月の写真を振り返って観察してみます。しかし、枝が伸びている過程が、なぜか確認できません。ということは。こっそりと、昨日の夜の間に、ぐんと伸びた?なんてことは、ないでしょう。
 毎日、見ているのに、気づきもしない私を、クスノキはあきれているのかもしれません。よく伸びた若い緑の枝が風になびいています。ほら、よく見てご覧なさい、と手を振っているかのようです。
 だけど、全く気づかないのよりは、まだましだよね。というのは、言い訳です。
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