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2020年08月01日11:11

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★簡単に思い出せないから、楽しめる。【メルマガくん:08/01号】

 在宅勤務が続いています。運動不足解消のため、仮想通勤と称して近所を歩きます。週末は、在宅休暇です。在宅休暇でも、近所を散歩します。
 大学の名前を冠した通りを歩いています。ここはもう、何回、歩いたことでしょう。令和の今になってからではなく、昭和の頃からです。何回歩いたのか、文字通り数え切れません。
 なのに、不意に思い出します。この通りの料理店に、一時期、頻繁に通っていたことを。格式張っていない南欧料理の店です。昭和から平成に変わるころのことです。すっかり忘れていました。
 忘れていたのには理由があります。お店が急に、なくなってしまったのです。なくなってしまって、もう行くことができなくなったからです。いえ、それは違います。この道を折れたところに、客家(はっか)料理の店があったのです。八家料理の店があった場所の前を週に一度は通ります。そのたびに、ここが客家料理の店だったことを思い出すのです。なのに、南欧料理の店に関しては、お店があったことすら忘れてしまっていたのです。
 お店があったことを思い出すと、こうして歩きながらでも、当時のことを思い出すことができます。記憶から完全に消え去ってしまったわけではないのです。店の入り口はどんな感じだったのか、店の中はどうだったのか、誰と店に訪れたのか、そして何を食べたのか……少しずつですが、思い出します。
 ところが、肝心の店の名前が思い出せないのです。当時の手帳を探し出して調べると、ひょっとして店の名前が記入してあるかもしれません。
「〇月〇日(〇曜日)二〇時、〇〇大学通り、南欧料理〇〇」
 でも。しばらくは調べないつもりです。店の名前を、ふっと思い出したりしないか。それが楽しみです。少なくとも今、歩いている間に思い出しそうにはありません。
 さて。大学の通りを離れて、家に戻るとしましょう。
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