在宅で遠隔勤務中です。自宅の窓際に個人用電脳(パソコン)を置いて、仕事をしています。
その間、BGMの代わりにラジオ放送を流しています。J-WAVEではありません。放送の音声が仕事の邪魔になってしまいます。フランス語の「フランス・キュルチュール」(★1)を聴いています。フランス語だと、ほぼBGMです。【聴】いているというより、【聞】いている。聞き流している、です。
無意識に【聞】いているはずが、それでも意識のどこかは【聴】いているのです。突然、意識の表(おもて)に、言葉が飛び込んできます。「デカルトの『省察』」と言っています。
意識がいきなり、緊急発進(スクランブル)態勢です。耳に、意識が凝集します。放送内容(ターゲット)を追尾します。
どうやら、フランスの「歌う哲女(てつじょ)」へのインタビュー(★2)のようです。歌う女性哲学者です。Agnes Gayraud(アニエス・ゲロー)という名前です。デカルトの『省察』を読んだら、哲学の虜(とりこ)になってしまった、と話しています。仕事中なので、これ以上、追跡するわけにはいきません。
仕事が終わってから、アニエス・ゲローの経歴や著作(★3)を検索します。著書に『ポップ(ミュージック)の弁証法』(★4)なんてのがあります。即、フランス図書(★5)を通じて、注文します。
著書が届くまでの間、哲女の歌声(★6)でも聞いて過ごそうと思います。
★1:フランス・キュルチュール
https://www.franceculture.fr/
★2:歌う哲女、アニエス・ゲロー
https://bit.ly/3flF2XS
★3:ウィキペディア(フランス語)
https://bit.ly/3gL9MC2
★4:Dialectique de la pop , La Rue musicale, La Decouverte, 2018.
https://bit.ly/3iRKWlB
★5:フランス図書
http://www.francetosho.com/
★6:動画のある公式サイト
https://lafelinemusic.com/
同じくデカルトの『省察』好きの私は、アニエス・ゲローの著書が届くのを楽しみにしております。哲学者・永井均先生の歌声は聴いたことがあります。デカルトの歌声も聴いてみたかった私です。
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