朝、目が覚めると、真っ先にカーテンを開けます。そのままガラス窓も開いて、そこから顔を外に出します。空を仰ぎます。雨が降っていても、空には挨拶します。青空にだけ挨拶するのは、えこひいきです。
空に挨拶したら、左右に視線を移動させます。とくに左です。左側に接している、二階建てのアパートの屋根の上に、テレビのアンテナがあります。そこに、鳥が止まっているのです。アパートのアンテナだけど、勝手に「私のアンテナ」と呼んでいます。
私のアンテナには、冬になると、ヒヨドリが止まっていることが多い。ヒヨドリはじっとしていなくて、鋭く一声、鳴くと、ついっと飛び去ります。
昨日はヒヨドリでなくて、ハトでした。ハトはじっとしています。じっとしているうえに逆光になっていて、生きているハトではなく、置物のハトに見えました。
そういえば、昨日はどこかで、緑色のインコを見かけました。私のアンテナでは、インコはまだ目撃していませんが、そのうち登場することでしょう。
このところ、私の好きなオナガが止まっている姿を見ません。たまには、止まってくれないかしらん。
今朝は、誰に会えるかな?
起き上がって、勢いよくカーテンを開きます。
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