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2019年01月15日18:36

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ミュジコフィリア(音楽嗜好症)の備忘録〜音楽論の構成と章立て

おまえの夢を 生命にあふれたお前の夢を
私にも分けておくれ 私の魂に語りかけておくれ
言葉で表現できないものは
音となって現れるかも知れない
〜アファナーシィ・フェート (19世紀ロシアの詩人)

そんな,「言葉で表現できない」音楽とは何なのかを,あえて言葉で語ろうとして(^^;)

独自の視点と切り口から,ジャンル無用,洋の東西無用,過去と現在の時系列無用の音楽史を書こう!と思い立ったのが3年前(^^;)。
我ながら「書く書く詐欺」となりつつある(^^;),「音楽とは何か?」についての,独自の音楽論の執筆。

音楽史,音楽学はもとより,世界史,政治経済史そして人類学・生物学,脳科学に認知心理学といった自然科学,あるいは宗教,哲学,芸術学,文化論といった人文科学をできるかぎり網羅し,そして自分なりにそれらと音楽との関わりを考察してみることとで,少しでも「音楽」や「芸術」の真髄の,その末端にでも触れることができればと,そう願っている。

様々なテーマを自由自在に整理統合し,自分なりの視点から独自の音楽論を綴っていくことで,「音楽」と,そこに光と影のように常に不可分一体のものとしてある「音楽以外の要素」に,どう折り合いを付けるか?という長年の疑問に,自分なりの答えを見出したいという願いもある。

なんとか,昨年まで2年間かけ,執筆前の作業である基礎資料となる文献の読破と,是非とも自分の音楽論の参考にしたい箇所や,引用したい部分のスキャナへの取込・テキストデータ化まで終わった。

思い付いて3年目の今年は,是非とも執筆に着手したいと思っているのだが,実際には,これらスキャンした文献のテキストデータの整理と,執筆前の論点整理,そして章立て・項目立ての作業で終わりそうな気がする(^^;)

言い訳→ライフワークとは,そんなもんです(^^;)

ありがたくも,執筆を楽しみにして下さっているマイミクさんも何人かいらっしゃる(^^)
今日は中間報告と備忘録を兼ねて,章立て,項目立ての「案」のご紹介。

【章立て・項目立て(案)】
1.音楽の起源
2.生物と音楽,進化論と音楽
3.初期人類と音楽
4.世界史と音楽史(西洋)
5.世界史と音楽史(東洋・非西洋)
6.呪術,宗教と音楽
7.諸芸術と音楽
8.哲学と音楽美学
9.言語と音楽〜言語と音楽,それぞれの社会的機能、そして音楽を言葉で表現するということ、「音」に「言語としての名前を付ける」ことで世界を認識すること
10.脳科学と音楽
11.認知心理学と音楽
12.社会文化と音楽
13.作曲技法の音楽史〜進化か深化か,または変化か
14.作曲家と演奏家と聴き手の間をつなぐもの〜音楽の見方,聴き方,測り方
15. 再現芸術と再生技術 生演奏鑑賞と録音・再生、複製の鑑賞
16. 音楽とは何か〜「音楽」と,音楽が導く「音楽以外のもの」に,どう折合いを付けるか

【基調テーマ・キーワード】
1.「言葉で伝えきれなくなったとき,音楽がはじまる」〜ドビュッシーの言葉
2.「この世は不完全です。だから芸術があるのです」〜ファジル・サイ(ピアニスト)の言葉
3.「憂き世の現実世界は矛盾に満ちたものだが,芸術世界の中では,矛盾する要素同士が白と黒の鍵盤のように両立,併存し,しかも調和することが可能である」
4.「想像力=創造力」空気の振動である「音」。そこに様々な「想像力」を働かせ,作者の創造物である作品を,自分で理想の作品として「再創造」することで,「音」は自分なりの価値を持つ「音楽」として認識される。


音の川から音楽の海へ。
これまで聴いてきた古今東西の世界中の音楽を,ジャンルや年代などといったピンポイント,断片的な「川」で区分するのではなく,地理的にも時代の流れ的にも,独自の視点と基準で,音の海の「海図」のように位置づける。

音の世界をめぐる航海,舟はまだこぎ出したばかりだ。
(そう言って2年が過ぎた(^^;))

旅に出ても出なくても人生という航海,音楽をめぐる航海は続く。
後悔を恐れず,年を重ねた狡獪(こうかい)さ,までをも味方にして。
「こうかい?」なんて手本がないのが人生さ。

こうして日記を公開しておけば,みなさんに更改した以上,執筆作業を進めなければ(^^;)
大汗,滝汗で,新年早々冷や水に打たれる滝行である(^^;)

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