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2018年12月27日18:45

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マイミクの皆様へ,味と香りのお歳暮(^^)

最近,マイミクになってくださったkさんは,軽妙洒脱な文才に加え,芸術全般にわたる旺盛な好奇心と向学心,そしてユーモアに富んだ,とても素敵なマダムです(^^)

そんな彼女に,ワタシが試行錯誤の末に達した,独自のスパイス調合配分によるスパイスカレーのレシピを紹介したところ,「大変おいしかった」とのご好評を頂いた(^^)

別に秘伝にしているワケでもないので,ここで皆さんにもご紹介したいと思います。
この1年お世話になった感謝を込めて(^^)

スパイスを混ぜて作るカレーというと,「難しそう」ってなイメージがありますが,実はふつーのルウから作るカレーより,なんと美味い,安い,そして速い(^^)。

自分の好きな分量の加減で味を調整出来るから「美味い」!
スパイスを最初にそろえる初期投資はかかるけれど,一度そろえておけば何回も作れるから「安い」!
そして,ふつーのカレーみたいに,火の通りの遅いジャガイモやニンジンを煮込まないから「速い」!

ワタシなりに工夫したのは,各種スパイスの配合の割合もさることながら,分量の表示方法。
参考にした基本のレシピでは,例えば「カルダモン○○グラム」って記載されていても,実際にこの分量を量るのは,実は困難。
なにせスパイスは粉末なので,軽すぎて料理用秤にかけても目盛りが振れず,重さが測れないのだ(^^;

なので,常に一定量を把握するために思いついた方法が,「重さ」で表示するのではなく
挽いてあるパウダースパイスなら,小瓶を何振りするかで出る量
粒のホールスパイスなら,粒の数
で計量するというもの。
この方法なら,ある程度正確な分量を表示できる(^^)

では,レシピのご紹介のはじまりはじまり〜

★用意するもの
【スパイス】
ほとんどは100均で手に入ります。100均でないものはカルディが安い。
うちの近所のモールには,100均,カルディ,メインテナントのイオンが入っているので,順番に買っていきます(^^)

・パウダー(挽いてある粉):クミン,コリアンダー(コリャナンダー,ではない),シナモン,オールスパイス,ターメリック,ガラムマサラ,1味トウガラシ
・ホール(挽いていない粒状のもの):クローブ,カルダモン
※同じスパイス名の小瓶でも,パウダーの場合とホールの場合があるので,ご用心。

【その他の調味料】
 すり下ろしたショウガとニンニク(ニンニクはガーリックパウダーで代用可),塩,鶏ガラスープの素,ヨーグルト

【具材など】
 鶏肉(水炊き鍋用の骨付き肉が,骨髄からエキスが出てベストだけど,モモ肉で代用可能)タマネギ1つ,トマト水煮缶(湯むきしたトマト2個で代用可)

【レシピ スパイスカレー4人分】
1.鶏肉250gをひと口大に切ります。

2.鍋の底にサラダ油を入れます(油の中にスパイスが軽く浸るくらいの分量)
火をつけて(中火)、油の温度が上がる前にカルダモン6粒,クローブ8粒を加えます。

3.甘めのいい香りがしてきたら、みじん切りにしたタマネギ1個分を入れてOKの合図です。タマネギがキツめの飴色になるまで、約15分ほど炒め続けましょう(当初は強火でタマネギの水分を完全に飛ばして、段々と弱火にしていきます)。

4.タマネギをキツめの飴色になるまで炒めたら、弱火にして、生姜大さじ2分とにんにくのすりおろし大さじ1/2分(パウダーなら20振り)を加えます。

5.トマト缶1缶又は湯むきトマト2個分を加えて、油と絡めるようにかき混ぜます
6.ヨーグルト大さじ2を入れ全体をかき混ぜます。茶色ぽくなっているとOK。

7.ガラムマサラ以外のパウダースパイス クミン小さじ1(35振り),オールスパイス小さじ1(35振り),コリアンダー小さじ2/3(25振り),ターメリック小さじ2/5(20振り),シナモン小さじ1/2(15振り),一味とうがらし小さじ半分 薬さじ3 好みで調節)と塩3つまみを加えます。

塩は、多めに入れてしまうと、後から味の調整がしにくいため、すりきりでいれましょう。味見のときに、塩が足りないと感じたら、そのときに追加すれば大丈夫です。

8.強火にして、320ccの水と鶏ガラの素大さじ1を加えて、3分くらい沸騰させます。
沸騰させることで、パウダースパイスに火が入って、いい香りが出てきます。
9.これまでシャバシャバしていたカレーがトロっとしてきて、スパイスの香りがうつった赤い油が浮いたら、具を投入してOKの合図です。

10.蓋をして、弱火で20分ほど煮ます。鶏肉が柔らかくなったら、蓋を取り、火力をあげて、トロみが出るまで3分ほど煮込みましょう。

11.仕上げにガラム・マサラ25振りを振りかけて、ひと煮たちさせます。味見をして、塩などで調整したら、完成です!火を止めましょう。

なお,カレーをグツグツ煮込む姿は,傍目には魔女が秘薬を作っているようで,実に怪しげですが,大変いい香りが漂います。
とても食欲をそそるのですが,完成直後はインドの気候と風土のごとく,様々なスパイスと香味野菜でカオス状態(それはそれで美味い)。
それが一晩おくと,味がなじんで,スパイス同士が調和のアンサンブル,素晴らしい魅惑のハーモニーの香りを自ら奏で始め,とても美味い!

カレーの一皿の中にも、スパイスとハーブのカオスとコスモス、小宇宙を見る思いがいたします。

ではみなさん。
ご家族やご自身の胃袋にもお歳暮を(^^)
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