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2020年01月26日09:33

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「メソッド」「王の男」「Long Time No See」 韓国

昨年末からここに書いてはいけないくらい「アジアンBL」の沼にハマっています。
もう戻れません。
私が「BL」を我慢している間に世界は大変なことになっていました。

本気で思いの丈をここに書いたらマイミクさんを多数失ってしまいそうなので私の心のお花畑はしまっておきますが、「アジアンBL 」探索中に引っかかってきた韓国映画を3つ。

3つとも「BL」というカテゴリーには当てはまりません。同性愛をテーマにした(もしくは同性愛を含んだ)真面目な映画でした。

「メソッド」
演劇界の大物的なおじさんとアイドル上がりの新人俳優のお話。
二人芝居の愛憎劇をやることになった二人が作品に没頭するあまり、役に取り込まれていくというか、役と現実がゴッチャになって恋人のような関係になっていきます。おじさんには奥さんもいて世間にバレて大変なことになるんだけど(なんか東出くんみたい)舞台は大成功させる。…っていうね。
ぶっちゃけ、よくあるというか、普通のお話。
アイドル君は置いといておじさんが普通に「おじさん」という点がリアルだけど夢がない。

「王の男」
だいぶ前の映画なので中々、入手できず。「俳優さんが美しい」という事前情報だけで妄想が膨らんでいたので同じうっかりミスを…「王」がおじさんだった!!
それどころか周りは全部「おじさん」。
おじさんでもいいのだけど、なんていうか「飲みに行ったお店にいたのがみんなおばさんだった」時のおじさんの気分というかライトなスケベ心をスカされたような感じでしょうか。

で、内容は王朝時代の韓国で顔がきれい過ぎて苦労している旅芸人のコンギル君が王様にも目をつけられて、家臣からは政治に利用され、王の愛妾からは嫉妬され…という本人は何もしてないのに周りのせいで人生を翻弄されちゃうという話。
一緒に旅をしている相方の旅芸人さんとの関係が「友情」なのか「愛情」なのかわからないけど本人たちもわかってないかもだけどその結びつきがLOVEといえばLOVE。

「おぢさんじゃん」と思っていた王ですがすごいイっちゃってる演技に目を奪われ、最終的には「王」をWikiしていました。

史実を元にした芸術映画として作られていると思うので、コンギル君が男だろうと女だろうとあまり関係がないというか、「そこ」じゃないよ。とすけべ心で観た私は反省させられた映画。

「Long Time See You」
これは…あ、まず今回の一連の流れ上はっきりさせておきます。おじさんかおじさんではないかといえばどちらもおじさんではないです。
虐められてたところをヤクザに助けられ、殺し屋として育てられた男(とはいえ、すでに高校生くらいなんですけど)。なぜか、ゲイサイトに小説を投稿していてその読者である青年と出会い恋に落ちます。ある日、本職を伝えられないまま、殺し屋の仕事に出かけていくとターゲット側の殺し屋が自分の恋人だった。…はぁ!?なんというか、チープすぎる展開で開いた口が塞がらない。
100歩譲って、チープな展開でもありだとしても、彼らの心のつながりとかがあまり描かれていなくて、エロシーンを見せたいだけ?と思えてしまいます。
恋愛映画なめんなむかっ(怒り)と叫び出したいペラペラな映画でした。
ちなみに殺し屋の方は高橋一生さんぽい雰囲気。一応。ルックスに配慮は見られます。

韓国って恋愛ドラマ得意ってイメージだったけれど、あくまで個人的意見ですが、全体的に作品に「色気」がない。「エロさ」を醸していないです。よくいえばさっぱりしてて、真面目なのかもしれないけど、即物的。
「こうすれば「恋愛」でしょ」「こんな時はこう言えば「恋愛」でしょ」みたいな思い込みのテンプレを見せられるのでなんか単純な感じがします。
「恋愛」に直結していない行為でも「色気」は感じますし、感情を掻き立てられます。そういうニュァンスというか情緒が欲しいと思いました。



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