mixiユーザー(id:18912347)

2019年07月20日08:31

99 view

「来る」日本

私は「怒る」人が苦手です。ラーメン屋さんや演出家、コメンテーター。この監督もよく怒鳴ると聞いたことがあります。だから一枚「嫌い」フィルターがかかった状態で作品を観てしまいます。

周りの人に厳しいわりに意外と作品が乙女チックなのが謎です。
(全作品を見たわけではありませんが)

それでも普段ホラーを撮らない「鬼才」と言われている監督のホラー作品。予告もなかなか怖そうなので期待して観ました。

前半は普通の夫婦の普通の生活。旦那(妻夫木くん)のアホさ加減にイラつきつつ、この後の展開に期待しつつ、じっと我慢。

徐々にホラー感が出てきて、霊現象がなかなかショッキングで「いいぞわーい(嬉しい顔)」と思ったのもつかの間、松たか子扮する最強の霊媒師登場で一気に冷めました。
少女漫画のような展開で終盤ドタバタしていて「コメディーなのか?」と思ってしまうくらい妙な展開でした。

原作を読んでいないのと前半、気を抜いていたのがいけないのかもしれませんが、結局
「なんで霊が妻夫木くん夫妻のところに「来る」」のかがはっきりとはわかりませんでした。

人間関係が歪なバランスでドロドロしているのが徐々にわかっていくのが面白いので、霊など絡めないほうがよかったのではと思わずにいられません。…「ホラー」と銘打ってなければ観なかっただろうけど。

監督が「小松菜奈ちゃん」を好きなのはとてもよくわかりました。

女性が大股びらきでベンチに腰掛けていたり、くわえタバコや命令口調など、かっこよさげな強い女性ばかりで儚くて弱々しい女性は皆無。監督の趣味を見せつけられた感じがします。
一見、女子ウケの良さそうな強い女性像も逆に「乙女チック」な要因になっていると思いました。ただ、一昔前の「女子が憧れる女子」なのでなんとなくダサいです。松たか子のぱっつん前髪の黒髪ロングも「いかにも」すぎてダサいです。

ごめんなさい。「監督苦手フィルター」がかかりすぎているのかも…

ホラーとしてはよくある内容でした。













3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する