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2019年10月24日13:10

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「人類が持て余す力」量子コンピュータ

https://news.mynavi.jp/article/20191024-913729/

量子コンピュータが動いて計算できる段階まできた。このニュース記事にもあるように、わずか三分で、現行のスーパーコンピュータで1万年かかる計算をやってしまう。

明らかに人間の知性を越えている。

間違いなく、原子力に次ぐ「人類が持て余す力」、文字通りの「オーバーテクノロジー」となるに違いない。

ちなみに、今までのシリコンを使ったチップとは、その仕組みが全然違うので、人工知能も自律型になる可能性がある。自律型とは、外部からの入力がなくても、自分から生み出せるということだ。

現在使われている技術は、人工「知能」と言っても、所詮は大量のデータ(ビッグデータ)をパソコンに読み込ませて、さらに、人間がデータの読み込み方をプログラムしていなければ、計算はできない。人間の「知能」とは明らかに違うものなのだ。だが、量子コンピュータの計算速度だと、データの読み込み方を入力しなくても、自分で定義できる可能性がある。つまり、人間と同じだ。

また、言い方を変えると、現状のAIというのは、所詮大量のデータから99.9....%の確度の情報を得ているに過ぎない。しかし、アインシュタインが唯一の宇宙から相対性理論を読み取ったように、人間はたったひとつの事例からでも100%の真理を導き出すことができる。この0.00....1%という大きな壁を越えて、そのようなことが量子コンピュータにはできてしまうかもしれないということだ。

さらにそれに加えて、コンピュータが人間と違って疲れ知らずであることを考えると、間違いなく人間には制御できない力となるだろう。

直近の分かりやすい脅威としては、ハッカーが先駆けて量子コンピュータを手に入れてしまった場合だ。従来のコンピュータでは太刀打ちできないのだから、インターネットでつながっているコンピュータを乗っ取ることは容易である。グーグルが虚偽の発表をするとは考えにくいから、ちょっと心しておいたほうがいいのかもしれない。そういえば、日本の大臣らは、SNSすら使いこなせないと言う、どうすることもできないとはいえ、大変心配だ。

また、量子脳理論という「脳は量子が行き交うことで成立している」という仮説もある。この理論が正だとすると、量子コンピュータは限りなく人間の脳に近いことになる。人間の精神世界はオカルト(隠されていて客観的には検証不可能なもの)だが、占いや霊現象などもオカルトでなくなるかもしれない。

ただ、原子力の事例を考えると、人類がこの技術をコントロールできるとは思えない。量子コンピュータの存在領域が、インターネットや電波という見えない形態を含むことも考えると、暴走の危険性は原子力以上でもある。おそらく、生物は、原子より小さいものを利用しようとしてはならないのだ。
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