mixiユーザー(id:187068)

2019年03月26日19:30

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セイコー ソノーラ 時報停止タイマー

例のソノーラ、おおらかな昔の時計だけあって、長針が12を指すと昼だろうが夜だろうがボーン、ボーンと時報を鳴らしてくれます。
が、今住んでる家は家の中の音の反響がすごくて、家のどこにいても小さな音すら筒抜け状態なので、夜就寝中に時報が毎時間鳴ると非常に迷惑なのです。

で、作りました。
12時間の間、時報を止めるだけのデジタルタイマー。

ソノーラの時報は、時報の鐘を打つ回数から起動まで全部機械仕掛け、歯車で制御しています。
長針が12を指すと、歯車に動かされたスイッチが入り、モーターを回して時報を打たせるのです。
困ったことに、鐘を打つ回数が歯車制御なので、そこに電子制御を入れる余地がありません。
できるのは、例えば夜の9時に鐘が鳴り終わったら翌朝の10時までの12時間、時報のモーターを駆動する電源を切っておくだけ。
9時に時報が鳴り終わると次の鐘の打つ回数は10回とセットされてしまうので、12時間止めておく以外の制御ができないのです。

まぁ逆に、作るものは実に単純なものなので楽でいいのですが。

家にストックのあったMicrochip社の8pinワンチップマイコンPIC 12F1822に32.768KHzの水晶発振子を取り付けてちょっと精度高めのタイマーとして動かし、専用の電池を入れてから12時間は時報の電源がON状態、12時間経過したらOFFにしてさらに12時間経ったらまたONにする、を繰り返すだけの制御をします。

本体の改造はしたくないので、電池のマイナス極と電池ケースの接点の間に電極を挟んで制御します。

スイッチ代わりに使うFETがちょっとめんどくさい。
制御電圧が1.5Vと低く、オン抵抗が極小で、しかも最終的にはコイン電池などで長期間動かすことを想定するので、3V程度で駆動できなければなりません。
・・・まぁ秋月にあったのですぐ入手できましたが。

負荷はモーターなのですが、モーターが動いていないときにスイッチのオンオフをするので、FETの保護回路は必要最低限とします。
ソノーラ本体の電池ケースのプラスとマイナスにすでにスナバが入っているので、逆起電力保護はFETの内蔵S-D保護ダイオードに任せます。
つまり追加する保護回路ナッシングwww

とりあえず、ユニバーサル基板でササっと組んで、PICのプログラムも済ませてしまいます。
プログラムはあまりいじってなかった部分なので、ちょっと数時間ほどハマりましたが、まぁ動きました。

使った水晶が余り精度が良くないものなので、うまく作っても月に1分前後のずれが出ます。
今、実験用のでっかい電池ケースに単三ニッケル水素3本3.6Vで駆動して、時間通りにオンオフするかチェック中ですね。
電源投入が9時半なので、21時の時報が鳴って22時以降鳴らず、翌朝10時から時報が鳴り始めればOKですね。

これが全部OKなら、時報用の電池を単一単三変換ケースで単三が使えるようにして、そのケース内に小型化したコイン電池で動く本番の基板を入れて、外見上わからなくできれば完璧ですね。
1日に動かす回数が半分に減って、さらに昔より電池の性能が上がっているので単三でも十分使えるとは思うのですがさてどうなるでしょうか。
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