狛犬渉猟File＠山野浅間神社

○File＃586 山野浅間神社
○所在地…千葉県船橋市西船1−5−7
○社格など…旧村社
○訪問日…令和2年3月13日
○歴史・由緒など…駿河国冨士浅間神社を勧請し、奈良・平安の昔より「山野浅間神社」と称したと云う。明治時代には村社に列格している。



○参道途中・社殿前階段下の1対（通算881号）

階段脇の高低差を利用した、見事な獅子山型のペア。

崖上から参拝者を睥睨する、迫力ある造形だ。

一方、崖（台座）の下の子狛は何とも愛らしいルックス♪

一生懸命に、崖上の親狛の元を目指して斜面を登っている風だ。

生年は、「昭和四 □ 五月吉辰」（阿形台座裏面側プレート内に紀年銘）。



○参道途中の1対（通算882号）

お尻を高く上げて身構えるポーズは、「出雲構え型」のコピーに見えなくもないが、それより近いのは、足立区の千住元氷川神社などにある獅子山型の造形だろう。

表情には、少しライオン像が混じっているような印象を受ける。

しかし、いちばんの見どころは何といっても子狛！
台座の端っこにしがみつく仕草は、何とも愛らしい♪

生年は、「平成廿一年九月吉日」（吽形台座裏面に紀年銘）。
同面には、奉献者の母が100歳になった記念に、この像を奉納した旨が刻まれていた。何とも親孝行なことである。


○境内社・小御嶽神社前の1対（通算883号）

まだ真新しい、現代岡崎型のチョイ強面タイプ。

生年は、「平成十年七月吉日」（阿形台座裏面に紀年銘）。