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2019年11月20日16:59

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狛犬渉猟File@元神明宮

○File#518 元神明宮
○所在地…東京都港区三田1−4−74
○社格など…旧村社
○訪問日…令和元年11月10日
○歴史・由緒など…一条天皇の勅命により、寛弘2(1005)年に創建したと伝える。頼光四天王の筆頭にして、謡曲『羅生門』でもよく知られる(鬼童子の腕を切り落とす)渡辺綱の産土神として、古来より数多くの武将の崇敬を受けてきたと云う。
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○社殿前・階段上の1対(通算781号)
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やや破損個所が目立ち(吽形の親狛の鼻先や、子狛の顔の部分など)、コンクリートによる補修も乱暴な印象がある。。
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しかし、痩躯で迫力あるルックスの、江戸時代生まれの狛犬だ。
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現地の台座の紀年銘は、「□ □ □ 歳庚申九月日」(両像台座裏面)と肝心のところが読み取れなかったのだが、、
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帰宅後、同好の士のHPで調べてみたら、どうやら「万延元年」と刻まれていたらしいのが判明した。
この年(西暦では1860年)は、干支も「庚申」で銘と一致するので、まず間違いなかろうと思う。


○境内社・天白稲荷神社前参道途中の1対(通算782号)
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元からこの場所にあったのかはわからない。が、階段両脇の崖状の地形を利用した、獅子山型の1対が安置されていた。
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向かって左像は、お尻を持ち上げて身構える典型的な獅子山型だ。
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向かって右像のやや手前(階段下側)には、作風から見て、このペアの連れ子だと思われる子狛も配してあった。
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ただ、それとは別にもう一躯いた小さめの狛犬は、作風などから、このペアとは別物の1躯だと考える(後述)。
紀年銘が見当たらず、生年は不明。


○天白稲荷神社前参道途中の1躯(通算数番外)
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上記、通算782号の獅子山型ペアのすぐそば(階段下側)に安置されていたが、これだけ明らかに作風が違う。。
1躯だけ残ったものを、どこからか連れて来て安置した”はぐれ狛犬”じゃないか? というのが、わしの考えだ。
紀年銘は見当たらず、生年は不明である。
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