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2019年08月25日17:13

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狛犬渉猟File@古峯神社

○File#466 古峯神社
○所在地…栃木県鹿沼市草久3027
○社格など…旧無格社
○訪問日…令和元年8月12日
○歴史・由緒など…いまを去ること1300余年の昔、「隼人」なる人物が京より当地へと移り、日本武尊の御威徳を慕いつつ、都よりこの地に遷座(創祀)したのが始まりと伝える。その後、のちに日光の霊場を開くことになる勝道上人が、当地に籠って3か年の修行をし、当地を去ってから天応2(782)年に日光を開山したことで、日光山の僧坊たちは、開山・勝道上人にあやかって当地を修行の場と定め、山に籠った。この慣行は明治維新に至るまで1000年余り続いたと云う。明治初年の神仏分離令で仏教色は取り除かれたが、現在も全国に多くの信者を持つ神社として知られる。
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○一の鳥居脇の1対(通算710号)
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まず、それぞれの頭部の大きさが、見た目の「凄味」に繋がっていると思った。
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四角い台座の上に乗っているが、ポーズは阿吽とも獅子山型。実際、それぞれの足下の洲浜部分は、獅子山っぽい造形である。
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生年は、「大正十四年建之」(両像台座前面に紀年銘)。石工は、「眞嶋富(?)次郎」(両像台座裏面)とあった。


○二の鳥居脇の1対(通算711号)
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サイズは大きいが、ルックスはオーソドックスな岡崎現代型の1対。
生年は、「昭和四十五年/五月吉日」(阿形台座裏面に紀年銘)。石工は、「鹿沼市/石匠/篠原鉄三郎」(吽形台座裏面)とあった。


○四の鳥居脇の1対(通算712号)
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尻尾やタテガミなどの彫りが深く、端正な造形の1対である。
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それぞれ、ポーズは典型的な獅子山型。ただ、これも台座は獅子山ではなく、一般的な四角台座である(やはり、洲浜の部分にだけ、獅子山型の造形が見られる)。
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阿形の股間には男性の、吽形の方には女性の「シンボル」が、それぞれ付いていた。
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生年は、「昭和七年七月廿七日」(吽形台座裏面に紀年銘)。


○古峯園入口前の1対(通算713号)
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尻尾の太さをはじめ、全体にムチムチしたボリューム感が、貫禄と風格をもたらしている。
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生年は、「寛政十一己未(?)年/六月吉祥日」(両像台座裏面に紀年銘)。西暦でいうと1799年に当たる。
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洲浜の部分には、長々と石工銘が刻まれていた。「武 □ /江戸/下谷/坂本/壹丁/目/棟梁/長八」(吽形側)、「武 □ /江戸/浅草/田原/町/石工/新助/弟子/仕 □ /熊吉」(阿形側)と読めた。
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○社殿前・階段途中の1対(通算714号)
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こちらも、二の鳥居脇のペア(上記、通算711号)同様、サイズは立派だが、形態はオーソドックスな岡崎現代型の1対。
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台座が厚い苔に覆われているのと、背面側には立ち入れないのもあって、紀年銘が見当たらず、生年は不明。ただ、ルックス的に、古いものではないだろう。
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