4月10日
成長
あらゆる成長の核心は、改善しようとする意欲と、それに必然的に伴ってくるいかなる責任をも担っていこうとするたゆまぬ意欲である。
ビルはこう思う 115
常にやっておくべきことなのに、人から認めて貰ったり、ほめて貰わないと、やる気が起こらないことがある。今までとは違った行動をとろうとする気持ちを持った分だけ、生きることも胸おどるものになる、ということに気付かない。他の人の手助けをしようという気持ちを持った分だけ、大きな報酬を受けることができるのだ。このことこそが、私にとっての原理の実践の意義なのだ。私の喜びや恩恵は実行しようというやる気の中にあり、直ちに結果を得たいという気持ちの中にあるのではない。もう少し優しくなり、もう少し怒りにも余裕を持ち、もう少し愛を深めれば、私の人生はよりよいものになる。今日一日ずつ。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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4月10日
AAに参加することによって、私は新しい世界に入った。ソブラエティの世界である。平和と平安、そして幸せな世界である。しかし、明らかな事実は、もし私がたった一杯に手をつければ、直ちにあの古い世界に戻るということだ。あのアルコホーリクの世界へ。泥酔と矛盾と悲惨の世界である。あの世界はアルコホーリクである私が住むには心地よい場所ではない。アルコホーリクとなった私にとってウィスキーグラスの底から眺める世界は、もう楽しいものではないのだ。
私は、あのアルコホーリクの世界に戻りたいと思っているか?
黙想
傲慢は、人の心の番人であり、神の愛を閉め出す。神は、謙虚と従順と共に住まわれる。神の意志に従順であることが、神の治められる世界へのドアを開く鍵である。神の愛を知り、その愛に応えることなくして、私が力の限り神に従うことはできない。従順という単調で辛い石の階段を登っていくことが、愛と喜びに満たされた美しいモザイク作りのホームへの道である。神のスピリット(霊)があるところが私のホームなのだ。私の幸せはそこにある。
祈り
あなたが、私の謙虚で従順な心の中に住まわれますように。力の限りあなたの導きに従わせて下さい。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ 回復ではなくて、成長とは私にどんな意味を持っているでしょうか?おそらく「自分がより良くなっていこうとすること」なのだと今の私には思えます。そして、自分だけではなくて、一緒にやっていこうとしているみんなと共に良くなっていこうとすることではないでしょうか。自分のアルコホーリク的欠点をなるべく出さないようにして、それが徐々にでも自分の当たり前になっていくことを望むことではないでしょうか。
そういう意味では、ここにある「もう少し優しくなり、もう少し怒りにも余裕を持ち、もう少し愛を深める」よう、自分自身が望むこと、そして行動することではないでしょうか。自分を見つめることにより、私はたくさんの霊的な問題を抱えていることに気づきました。よく、「変わりたい」という望みを言い表すことがあります。それらの問題をそのままにしておいたら、変わりたいと思う自分が変われないでしょう。アルコールの問題だけではなく、それら霊的問題をも解決していこうとすること、それが成長なのだと思っています。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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