1月12日
現状を受け入れる
私たちにとってまず第一の課題は、現実を、自分自身を、周りの人々をありのままに受け入れることである。そのためには本物の謙虚を身につけなければならない。本物の謙虚がなければ本当の意味での前進はできないのだ。何度も何度も、ありのままに受け入れるという出発地点まで立ち戻らなくてはならない。こうして受け入れる訓練をいつも行う。これは毎日実行することで必ず得るものがある。
ありのままの人生の現実を、無関心や敗北主義で取り繕わないように一生懸命努力すれば、それは確かな礎(いしずえ)となり、感情的にいっそう健康になり、それによってスピリチュアル(霊的)な進歩を遂げていけるようになる。
ビルはこう思う 44
人のことや、役割や、出来事を受け入れるのが非常に難しくなったとき、私はこの一節に向かう。すると日々に出会う人々や状況について私の心の奥底に横たわる不安が取り除かれる。これを読むと、私は完全でなくともただ人間であればよいことが分かり、心の平和を取り戻すことができる。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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1月12日
AAに長く親しんでいると、この生き方がより自然なものに思われてくる。昔の飲んべえの生活は、まことに不自然な生き方だった。ソブラエティに止まる現在の生活は、私たちができる最も自然な生き方である。飲酒歴の初期においては、私たちの生活は他のほとんどの人々の生活とそんなにかけ離れたものではなかった。しかし、私たちが徐々に問題飲酒者になっていったとき、その生活はどんどん不自然なものになっていった。
飲んでいたとき私がやっていたことは、当たり前なことからかけ離れていたことを認めているか?
黙想
たとえ、私が苦境に立たされているように思われるときでも、すべてについて神に感謝しよう。私は感謝と謙虚に生きることを努力しよう。感謝がハイヤーパワーに向かう私の姿勢となるように。与えられるものは喜んで受けよう。神が私に与えられるものは隣人に手渡そう。この新しい生き方を続ける限り、賢さが次から次へと私の中に注ぎ込まれることを信じている。
祈り
私の正しさ、過ちに関係なく、与えて下さるすべてのことに感謝できますように。この感謝が私を真の謙虚に導いてくれますように。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ 現状を受け入れる、というか、現実をそのまま受け入れることは、私たちにとってまず第一にやらなければならないことでしょう。それを抜きにしては、現実から目を背けることや、取り繕うこと、言い訳をすることなどが野放しになってしまうからです。「ありのままを受け入れる」というのは行いがたいこともありますが、「現実を、自分自身を、周りの人々をありのままに受け入れ」ようと努めることで、私たちは「こうあるべきだ」から解放されるのです。
これは、「現実を真正面から見つめるようにする」ことと同様のことだと思っています。真正面から見つめ、そして気に入ろうと気に入るまいが、受け入れるのです。私たちに必要なのは、まず受け入れることの訓練でしょう。受け入れられる範囲が広くなればなるほど、私たちにはそこから出発する基礎が固まってくるのではないでしょうか。私たちは、どこからか出発する必要があります。それが、ありのままに受け入れることからではないかと思うのです。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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