「私が奇跡」
いま、私たちの人生の中心にあるのは、創造主である神が奇跡としか言いようのない方法で私たちの中に入ってきたという、確かな真実である。自分たちでは決してできなかったことを、私たちのために神がやってくれているという確かな真実である。
アルコホーリクス・アノニマス 38ページ
このことは確かに今の私の生き方の真実であり、それはまさしく奇跡だと言える。私は常に神を信じていたが、その信仰心を自分の生き方に実際に意味をなすものとして当てはめてみたことはなかった。今の私は、アルコホーリクス・アノニマスのおかげで、自分の理解する神を信頼し、頼みとしている。だからこそ今日一日私は飲まないで生きることができる。
神を信じ、頼みとすることを身をもって学ぶのは、とても一人ではできないことだった。
今私は奇跡が信じられる。私が奇跡なのだから。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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1月1日
初めてAAを訪れたときの私は、絶望した人ではなかったか? 全人間的に病んではいなかったか? 自分の生き様があまりにもいやで鏡に自分の姿を映すことさえうとましかったのではなかったか? 私はAAを訪れる準備ができていただろうか? 酒が止められて、この苦しみから解放されるなら、どんなことでもやりたいという気持ちになっていただろうか?
初めてAAのドアを叩いたときの私の状態を忘れてはいないか?
黙想
新しい年に向かって、私は今日一日を生きていこう。毎日をより良い明日への準備として生きよう。過去や未来に生きることなく、今日この現在に生きるのだ。未来に対するあらゆる恐れ、不親切といやみのあらゆる思い、嫌いなもの、恨んでいるもの、失敗したこと、自分への失望と他の人への失望、陰気な雰囲気と落ち込んだ姿勢のすべてを過去のものとしよう。私はこれらすべてのものを過去に残して前進するのだ。この新しい年に新しい生き方に向かって。
祈り
神様、この新しい年を今日一日ずつ導いてください。今日一日、私が必要とする賢さと力をお与えください。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ 一日遅れとなりましたが、新年あけましておめでとうございます。昨日のメールもグループのイベントで一日忙しくしておりましたので、今日のメールに代えて出させてもらいます。何せ、私は昨日のテーマが大好きなので。
「奇跡」これは、私が意識していないときに、グランド・スポンサーから言われたことです。1年以上酒が止まっているのに、ハイヤー・パワーや神を信じられないでいる、そのことをこぼしたあとのミーティングで言われました。「1年以上も酒が止まっているのは奇跡じゃないんですか?その奇跡は自分で起こしたものなのでしょうかね?」と。そう、私はAAにつながったときに、自分の酒が止まるなんてことは決して起こらない、と信じ込んでいました。いわば絶望していたんです。その私が、決して自分にはできないことが今できている、それを考えてみたらそれだけで奇跡だったのです。
「なんであれ、自分で理解できるものを神とすればいい」とビルに言ったエビーの言葉のように、グランド・スポンサーの言葉で私の迷いは吹っ切れたような気がします。それまでは、誰がなんと言おうと、ハイヤー・パワーや神というものは宗教的なものだ、と決めつけていました。私も特に宗教を信じていたわけではありません。でも、奇跡が起きたことは信じられる。その奇跡を起こしてくれたものを神やハイヤー・パワーだと思ってしまえばそれでいいんです。私には自分に起きた奇跡は信じられました。だから、連鎖的にそれを起こしてくれたハイヤー・パワーや神も信じられるようになったのです。ものごとはそれぐらいシンプルなんでしょう。信じる、というのはそういう事実や現実があるから、信じられるようになるのです。ただ闇雲に「信じなさい」と言われて信じられるものではなかったのです。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク
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