10月26日
最高の権威
私たちのグループの目的のための最高の権威はただ一つ、グループの良心の中に自分を現される、愛の神である。
12のステップと12の伝統 176ページ
仲間のためにほんの少しだけ責任を担うよう私が選ばれたとき、神に祈る。私がリードすることになっている人たちに耳を傾ける忍耐、寛容、やる気をお与え下さい、と。私は他の人たちにとって、任されたしもべなのであって、「支配者」でも、「先生」でも、「指導者」でもないことを、常に意識していかなければならない。私の言葉も、私の行動も、神が導いてくださる。そして私の責任とは、神の提案に心をとめることである。私にとってのスローガンは信頼であり、私は自分を導いてくれる人たちに信頼を寄せている。そしてすべてを取り仕切ることができる究極の権威は神にあると心底から信じている。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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10月26日
6番目に、私にはAAミーティングという私の行き場所があるということを挙げたい。このことを心から神に感謝しよう。このミーティングがなければ私はどこへ行くだろうか? そしてどこをさまよっているだろうか? どこで私は本当の同情と、理解、仲間意識、そしていたわりを見いだすことができようか? このような場所は世界中どこにもない。私は自分の家にたどり着いたのだ。私の居場所を見いだしたのだ。もうたった一人でさまようことはない。安心と休息がある。AAによって何と素晴らしい贈り物が与えられたのだろう! 私にこれを受ける価値があったのではない。だがいずれにしても私のものであることは事実だ。私はついに自分の家にたどり着いた。深い満足感を持っている。
AA共同体の一員であることに対して、私は毎日神に感謝しているか?
黙想
私の人生という道を、ずっと最後まで神と人と共に歩もう。途中まで一緒に行って、その先は一緒に歩まないということのないように。神の手を振りきって、その御力を私の生き方から締め出さないように。最後までずっと神と共に歩もう。一日のうちに、たびたび祈ることによって神と密接な関係を持とう。長い間、神との関係を閉ざすことのないように。人生という道が私をどこへ連れていこうとも常に神と他の人々と共に生きよう。
祈り
あなたと共に深い交わりの中で歩み続けることができますように。霊的成長に輝く道を歩ませて下さい。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ ずいぶん昔のことになりますが、あるメンバーから「スピーチを頼まれたときには、神に祈ってできるだけ正直な自分の話ができるように、と願うことにしている」という話を聞いたことがありました。私も、こうしたいと思ってスピーチを頼まれたときには祈りたいとは思っているのですが、ついつい素晴らしい話をして感心してもらいたい、と思ってしまうこともあるのは困りものです。私たちは常に神の道具として最良の効果を発揮することを求められているはずなのに。自分に力があると思ったときには、それは神の力が仮に私に宿ってそう見えているだけだ、と判断すべきなのに。
そういうときに、よく自分に言い聞かせる言葉があります。「AAはあなたを必要としないけれど、あなたはAAを必要としている」という言葉です。AAの中でリーダーとして扱われているかもしれませんが、それは即メンバーの上に立っている、ということは意味しません。「自分が絶対正しい」と思ってしまうこともよくありますが、それを最終的に判定するのはAAの原理だし、神だということも忘れないようにしたいものです。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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