10月22日
真の寛容
そしてやっと私たちも理解できるようになる。私たちを含めて人間は誰でも、たびたび間違いを犯すし、ある程度までは感情的に病んでいるのだということを。そこで初めて私たちも真の寛容さに近づき、仲間に対する本当の愛が分かってくるのだ。
12のステップと12の伝統 121ページ
すべての人がある程度は感情的に病んでいるということを思いだした。そうでない人がいるだろうか。霊的に完璧な人間がいるだろうか。肉体が完璧な人間がいるだろうか。感情的に完璧な人間がいるだろうか。だからこそ、お互いをゆるし、自分がそうされたいと思うように相手にも接していくのだ。これが本当の愛のあり方だ。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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10月22日
次に私は、酒を飲まないでこれからの人生に直面していく気持ちになった。私は大決心をしたのだ。避けられないものに対しては、できるだけ心を静め、すべてを神にお任せした。少しの保留も言い訳も持ちたくない。一杯を口にすることの正当な理由は、今私には何もないのだ。愛する者の死でさえも、また私の人生のどの部分においてどんなに大きな悲しみや苦しみが起ころうとも、私にとって飲むことへの理由にはならないのだ。人々から離れた砂漠に私がいたとしても、私は神から遠くはなく、だから飲まなければならない理由はないはずである。私にとってアルコールは無縁のものである。最初の一杯を飲まなければ、私は安全の中にとどまる。
私はこの事実を徹底的に受け入れているか?
黙想
ハイヤーパワーに対する不動の信仰を日々少しずつ育てていこう。この偉大な力が私たちの必要とする援助のすべてを与えて下さる力であると、心から知ることができるように。毎朝静かなひとときを持つことによって、私たちはこの信仰を新たに確認する。この習慣が私たちの一部となり、力となるまで続けよう。私たちの魂のこの静かな場所を、信仰のいろいろな家具で整えよう。日々の思いをこの静かな場所に調和する良いもの、美しいもの、そして忍耐で埋めよう。
祈り
あなたのスピリット(霊)が住まわれる家を私の魂の中に築かせてください。不動の信仰に近づくことができますように。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ すべての人が、誰一人完璧であるはずもなく、霊的に病んでいるとはっきり言える人もいるということを私たちはしばしば経験しているはずです。他の人は私たちの期待通りに反応してくれるわけではない、ということも当然のこととして受け取れるようになっているはずです。だから、他人の反応を前にしてそれで感情的に見出される、ということも理屈ではなくなってきているはずなのです。でも、現実にはそうとは限らない。それが問題なのでしょう。
私はどうやら、AAメンバーよりもそうでない人に対しては寛容でいられるようになっているようです。ところが、AAのプログラムをやっている人、尊敬できるスポンサーを持っている人などに対しては、どうしても厳しい見方をしてしまうようです。霊的なプログラムをやっているのだから、見苦しいことはやるな、という感じでしょうか。ニューカマーや、まだ飲酒が止まっているだけでもすごいことだ、というメンバーに対してはまったくそういうことはないのに。おそらく、このような些細に見えるところからこのプログラムは破綻していくのではないでしょうか。自分では欠点として捉えたくない欠点というものを何とかしていかなければ、そういう気持ちになる必要があるようです。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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