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2016年04月25日18:20

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◆4月24日◆

4月24日

自分を愛することを学ぶ

 アルコホリズムは、愛してくれる人たちに囲まれていてもなお、孤独を味わう病気である。・・・・・・私たちは、他人を支配するか、他人に依存することで、感情の安定を見出そうとしていた。・・・・・・私たちはいたずらに、ある種の不健全な支配と依存によって安定を得ようと試みた。

ビルはこう思う 252

 棚卸しをしたら、自分がこれまで生きてきた中で、友人や家族たちといった多くの人たちとの関係が健全ではなかったことに気付いた。私はいつも孤独で独りぼっちだと感じていたし、このような感情的な苦痛を和らげるために飲んでいたのだった。

 自己肯定感がほとんどなかった私が少しずつそれを築くことができるようになったのは、素晴らしいスポンサーを得、12のステップを実践しながら、飲まないで生きることを続けたからだった。12のステップによって、まず自分自身が自分の親友になることを教えられた。そして自分を愛せるようになったとき、他の人も愛することができるようになった。

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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行

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4月24日

 私たちアルコホーリクは、自分の意志の力でソーバーな生き方を手に入れることはできないと言われている。私たちは何度も何度も失敗した。しかし、ソーバーな生き方を手に入れることができるという事実は、偉大な力の存在を証しするものと言えよう。私はこの力を神の恵みと思っている。毎朝、今日一日ソブラエティにとどまる恵みを神に求める。この偉大な力が存在することを私は知っている。なぜなら、この祈りが聞き届けられているから。

 AAの効果は神の恵みによるものと思っているか?

黙想

 スピリット(霊)によって生きることは、いのちを吸い込むことである。私の中に生命そのものが息づいて、決して消滅することはない。この生命は歴史を通して神に従う人を危険や逆境、そして悲しみの中でも守り続けてきた。この生命の霊が導くところに疑いも不安も抱かず、ついていきたい。私たちはほとんど気がつかないが、神は私たちの歩む道を一歩先に歩まれ、出会うべき人の心を和らげ、かたくなな心を整えて準備をして下さっているのだ。スピリチュアリティ(霊性)が豊かなものになるにつれて、物欲や情欲はあまり重要なものではなくなる。

祈り

 私のすべてが、自分よりもあなたに中心を置くようになりますように。私の意志があなたの意志に従うものとなりますように。

ホームカミング社 「一日二十四時間」より


※私の独り言※ よく言われるのが、「自分を愛せない人は、他人をも愛せない」ということです。私は飲まなくなっても「生きていることは素晴らしい」とは思えませんでした。飲んでいるときには、もっとひどくて「自分は生きている価値がない。誰か自分を殺してくれないかな?」と考えていました。

そんな私には、AAでは「愛」が大切な概念だと言われても、分かるわけがありませんでした。自分を愛することが大切だと思えるようになるには、いくつかの気づきが必要だったと思います。最初はプライドについてでした。私はいくつものプライドを持っていましたが、それらはすべてAAの中では必要ない、と捨てなければならないものに数えられてきました。

どんなに人がうらやむような学歴があったとしても、今の自分をきちんと眺めてみると何もその意味がなければそれは誤ったプライドでした。自分は人よりも優れている、と信じてそれが無視されたりすると不満を覚えていましたが、第三者の目で見てそれが不当だったのか、と考えたら当然のことだった、と意識すると恥ずかしくもなりました。

そういう自分が「自分は生きていてもいいんだ!」と感じるようになって、自分の生き方はこのままでいいんだ、と思えたとき、それが悪しきプライドではないのか、と見つめてみても、それでも大丈夫だと感じ始められました。それを私は「いい自尊心」「持っていても構わない自尊心」と呼んでいます。そのような自尊心を抱いて生きているのか、それとも間違ったプライドを抱いて生きているのか、それを見極めることは私にとって大切なことでした。

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