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2020年02月20日00:12

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「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020 さまよえるニッポンの私」

原美術館で開催中の、「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020 さまよえるニッポンの私」展へ。いつもはより近い、北品川駅から歩くが、諸般の事情で、品川駅で下車し、歩いた。歩いたといっても、せいぜい、15分くらいなのだが、途中で、完全に、へばって、でも、座るところがないので、立ったまま、休憩。頭の上を、もの凄い数のカラスが乱舞していて、いかにも、ふ、不吉だぁ〜(汗)。
森村泰昌といえば、名画の中の人物や、歴史上の人物になりきっての、セルフポートレイトで知られる、現代美術家。私は、森村の作品が特に好きではないが、昔、森村に関する原稿を依頼され、文字通り、ゴッホとか、フリーダ・カーロになりきって、肖像写真を撮る人・・くらいしか、森村に関する知識がなかったので、さすがに、これではいかんと思って、ずいぶんと、資料を集めた。だから、大して好きでもないのに、森村に関しては、結構、詳しいのだ。
同展は、その森村が製作した、53分のビデオ作品「エゴオブスクラ」を上映すると共に、それに関連する、セルフポートレイト作品や、その撮影で使用したセットや衣装等を展示するもの。「エゴオブスクラ」とは、耳慣れない言葉だが、闇に包まれた曖昧な自我・・のような意味なのだ、そうだ。そのビデオ作品は、いくつかの、自らのセルフポートレイト作品を製作した背景を、森村自身が解説し、西洋の価値観と、日本の価値観の違いや、その中で揺れ動く、日本のアートと、森村の思索とを、明らかにしていくもの。しごく真面目に、ふざけているという感じの、いかにも森村らしい作品だ。面白いといえば面白いが、それ以上の感想は、特になし。まぁ、きっと、森村作品に、それほど、関心がないのだね、私は・・。
なら、観るなよ・・といわれれば、それまでだが、原美術館で作品を鑑賞できるのは、年内一杯なので・・。
観終わった後、美術館のカフェで、コーヒーを飲んでいたら、顔見知りの方が、若い女性と、お茶しておられた。声を掛けていいかどうか、わからなかったので、掛けず。相手も私の顔を見たのに、しらんふりしていたので、声を掛けなかったのが、正解みたい(笑)。



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