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2019年12月12日02:27

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「坂田一男 捲土重来」

日本における抽象画の先駆者の1人、坂田一男の回顧展「坂田一男 捲土重来」が、来年1月26日まで、東京ステーションギャラリーにおいて開催されている。
坂田は、2021年に渡仏し、キュビズム以降の抽象絵画の影響を受け、10年以上、フランスで画家として活躍したが、1933年に帰国してからは、故郷の岡山に籠もり、中央画壇でほとんど知られることなく、1956年に、この世を去った。その清貧の画家・坂田の画業を、岡崎乾二郎の監修で、ふり返る展覧会である由。抽象画はどうもなぁ・・と思ったが、見逃すと、坂田の作品を、この目で観る機会は、少なくとも私には、もうないかなぁ・・と思って、観に行った。
確かに、坂田の抽象画は、そう簡単に、その懐に飛び込ませてはもらえぬもので、まぁ、ハッキリいって、私のようなド素人には、とりつく島もないという感じ。タイトルも、その多くはタイトル不詳だったり、「コンポジション(構図とか、構造という意味)」だったりして、しかも、その制作年代すら、不詳のものが多い。
来場者が、ほとんどおらず、ゆっくりと観ることが出来たのはよかったが、う〜ん、完敗です。図録は、まぁ〜だ、完成していませんでした。
休憩所の椅子に座って、1時間ほど、呆然としてから、帰宅。多分、何度来ても、私にはわからんと思うので、とりあえず、坂田一男のことは、頭から閉め出すことにした。うううう。

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