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2019年09月27日01:27

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「バスキア展」

2100円は高い&シルバー割引もなし。でも、さすがバスキア、会場の森アーツセンターギャラリーは、平日の午後というのに、満員御礼状態。とにかく、若い人の姿が、圧倒的に、多い。美術展はどこも、どうしても、年配者が中心になるが、ここは、全然、違う。くり返すが、さすが、バスキアである。
ジャン=ミシェル・バスキアは、1960年、ニューヨーク生まれのアーテイストで、父はハイチ人で、母はプエルトリコの出身。1970年代後半、壁などに、スプレー缶で、絵や文字を描く、ストリート・アーティストとして、注目され、アンディ・ウォーホルやキース・ヘリング等々、大物アーティストとの交流も深め、全米はおろか、世界的にも、その名を知られる存在になるが、わずか27歳で、薬物中毒によって、その生涯を閉じた。
荒々しいタッチの、落書きのような絵と、様々な言語で記されたメッセージ、そして、人種問題等への言及・・と、超一流アーティストになってからも、バスキアのアートは、文字通り、路上の延長線上のもの。痛々しいまでの、研ぎ澄まされた感受性と、疾風怒濤の破滅人生。バスキアが、昔も、今も、永遠に、若者に支持され続ける理由は、明白。
とにかく、希有な大回顧展なので、まぁ、2100円は高いけど、絶対に観るべき、個展のひとつです。
料金が高いだけあって、全員に無料で、音声ガイドの貸し出しあり。解説は、吉岡里帆さん。私は、生まれて初めて、音声ガイドというものを、聴きました。図録に加え、骸骨画のトートバッグ(あの、元ゾゾタウンの人が、超高額で購入したヤツねッ)、黒地に白で、バスキアの作品をプリントしたマグカップを購入したら、1万円近く。そんなものに、無駄金を使うんじゃねぇよと、バスキアに怒られそう。
まぁ、怒らないけどね、バスキアはもう、死んでいるので・・。

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