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2019年07月16日02:45

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今福連続講義第2回目

BankART Homeにおける、今福龍太さんの連続講義「夜、瓦礫、屑の叛乱〜70年代『知』の連動の諸相〜」第2回目。30分ほど早く行って、タイグリーンカレー&ドリンクセット700円を食す。
今回の講義は、多木浩二の第1回目。多木というと、評論家・・というイメージが強いが、1968年から69年にかけて、森山大道らと「PROVOKE」という写真雑誌を出していて、多くの写真を発表していた。しかし、のちに、多木は自分の写真を否定し、その封印を生涯、解こうとはしなかった。近年、多木の写真および「PROVOKE」の再評価の声が、主に海外から、高まっている。多木が自ら否定する写真に光をあてることの是非は・・というような、お話で、題して、「墓標を残すな! 多木と写真」。今福さんのお話は、小難しいが、とても、面白い。
私などは、いくら本人が封印しようとしても、いったん、発表してしまったものは、永遠に、評価ないし無視され続けるものなので、致し方がないと、単純に思うが、きっと、そういう話ではないのだろうなぁ・・と。特に、今のようなネット社会では、いったん発したものは、たとえ、本人が削除しようと、それとは無関係に、拡散され続けるのだ。まぁ、今福さんのお話の趣旨は、そういうことではないんだろうけれども・・ねッ。
私は、多木さんの名前だけは、さすがに知っているが、その著作を、ただの1冊も読んだことがなく、多木の撮った写真も、当の本人が拒んでいたので、当然のことながら、まったく、ただの1枚も見ていないので、完全に、議論の蚊帳の外。ゲバ棒をふりつづけるのではなく、若い内に、もう少し、知的な思索をしておくべきでした・・と、後悔しても、今さら、遅い。
ただし、多木の写真を1枚も見ていなかったのは、昨日までのことで、今福さんの映像資料で、しっかりと、見てしまいましたけど・・。

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