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2019年05月15日11:09

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唐がらしと遺稿

昨日、届いたもの。
ひとつは、「善光寺名物 八幡屋礒五郎の七味唐がらし」缶。これは、完結した内藤了の「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ(角川ホラー文庫)の中で出てくる、藤堂比奈子ご愛用の、いわばお守りで、シリーズ完結を記念した読者プレゼントの景品。応募して、あたった。ものすごく辛いらしいが、ちょっと、なめてみたところでは、そうでもない。手のひらにあけて、どんどん、なめてみたが、そうでもない。
もうひとつは、「救援」の5月号。私は救援連絡センターの維持会員なので、毎号、送られてくるのだが、何気に、パラパラ読んでいたら、最終面に、「かつて10.8羽田闘争があった」の書評が載っていて、評者は旧友の高橋寿臣。彼は4月2日に急逝したので、これが遺稿となった。
1度、記憶したことは、ウン十年たっても、決して忘れない、抜群の記憶力を持つ、彼らしい文章である。教育大の出身、社会科の教師だったが、必要最低限の文章しか書かない、人でもあった。長いつき合いだが、そんなにたくさんの、彼が書いた文章を、読んだことがない。読んでいて、不覚にも、涙が出て来た。
決して、八幡屋礒五郎の唐がらしのせいでは、ない。

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