今日は午後から、六本木の国立新美術館へ「マグリット展」を観に行こうと思っている。で、そろそろ、出かける準備をしないと・・。
午前中は、インターフォンが故障し、先日、直してもらったのだが、また、壊れる可能性があるとのことで、部品の交換を行った。その工事中は、どこへも出かけられないので、しかたなく、最近、版元から購入した尾上恵治さんの「世界遺産マスターが語る高野山 自分の中の仏に出会う山」(新評論、2200円+税)という本を、読んでいた。私は新評論から本を3冊出しているので、同社の本は著者割引(八掛け)で買えるのである。
実は、私は高野山=金剛峯寺には、これまで1度も、行ったことがない。また、熊野古道を歩いてみたいなどという希望も、実のところ、まったくない。多分、一生、行かないのではないか・・と思う、高野山の本などを、何故読んでいるのかといえば、熊野古道を歩くことが趣味だった、今は亡きある人のことを、ふと、思い出したからである。
その人が、とあるミニコミ紙に、「熊野古道を歩く」という連載をしていたので、いつか、本にまとめられないかなぁ・・と思って、同社から出した私の本の担当をしてくださっていた、新評論の編集者にそれとなく尋ねてみると、すでに細谷昌子さんという方が、同社から刊行すべく「熊野古道 みちくさひとりある記」という本を執筆されている最中・・とのことで、残念、先を越されたなぁと、それ以上、話は進展しなかったのである。
その後、その方は亡くなられ、「熊野古道を歩く」が、残念ながら、本としてまとめられることもなく、今日に至っている。まぁ、何というか・・ちょっとした、感傷ってヤツです。
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