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2021年08月03日23:17

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えなこのおっ×いは正しいか

■えなこ×漫画のコラボグラビアの批判騒動、編集部が経緯説明 企画・依頼、作者も許諾で理解求める
(ORICON NEWS - 2021年08月03日 15:39)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6615970

■コスプレイヤーえなこが15誌の表紙ジャック!一方で「炎上」が賛否両論の大騒動に…
(現代ビジネス - 2021年08月01日 6:31)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85766?imp=0

 記事の見出しが「漫画コラボグラビアで批判騒動」とあったから、またまた悪質なクレーマーが正義派ぶって表現規制を訴えたのかと思って本文を読んでみたら、全然違っていた。
 えなこさんというコスプレイヤーについては殆ど知らない。実写『賭ケグルイ』にゲスト出演(ほぼチョイ役)したのが、なぜか大々的にニュースになって、どんな人かいなと思い、動画をいくつか見てみた程度だ。
 当時からコスプレイヤーというよりはグラビアアイドルだなあという印象で、胸を強調した衣装は彼女のデフォルトである。今回、『小林さんちのメイドラゴン』のトール他のコスプレを披露したわけだが、これがまた「いつもの」露出度の高い衣装で、原作のイメージからかけ離れているということで、炎上することになったのだった。

 一応、知らない人のために説明すると、トールというのは、人間界にやってきて、小林さん(♀)のマンションに居候してメイドをしているドラゴンである。普段は人間の女の子に変身しているが、ツノや尻尾は隠せないらしく、彼女自身が周囲からは変なコスプレをしていると思われている。人間界にやってきたドラゴンは彼女の他にもたくさんいるが、メスは人間体になるとなぜかみんな巨乳(子ども除く)。ドラゴンだけにDカップってことなんだと。
 かと言って、トールも他のドラゴンも、そんなにしょっちゅうバストをさらけ出したりしているわけではないから、えなこさんのコスプレを見て、「さすがにこれはメイドラゴンじゃない」「これだと完全にコスプレイヤーじゃなくてグラビアアイドル」「全然面影がない」という反応を示したファンもいたわけだ。

 コスプレってのは、どれだけ元ネタを忠実に再現できるかって点に着目されてしまうもので、有名コスプレイヤーであっても、「作りが甘い」と、結構批判されてしまうものである。叶姉妹(特に美香)のコスプレは発表されるたびに話題になるが、賞賛されこそすれ、殆ど炎上したことがない。それはまさしくコスプレの「再現度の高さ」ゆえだ。
 その前提に基づいて、えなこさんのこれまでのコスプレを見ると、キャラになりきるというよりは、まずは「えなこ」ありき、「胸」ありきのファッションである事実は否めない。ツノ生やして尻尾付けてりゃトールに見えると思ったら大間違いだぞ、と怒るファンがいるのもあたり前の話ではあるのだ。

 別に今回のトールだけの話じゃないんだよ、彼女の場合、どのコスプレもモデルとしての自分を見せる手立てとして、アニメキャラを利用しているという印象がどうにも拭えないのだ。彼女への批判の一つとして、「コスプレイヤーなら肌を露出させて当然と思われるようになったら困る」というものもあった。元ネタのキャラが着ないような衣装でも、目を引くものならOK、という発想は、確かにコスプレイヤーのそれではない。グラビアアイドルのものだ。
 原作者も了承してるんだから、そんなに目くじら立てなくても、というご意見もあろうが、彼女のアニメキャラへのリスペクトの薄さは、何も今になって急に批判され始めたわけではないのである。ただでさえ、彼女の「出しゃばり」っぷりに業を煮やしていたアニメファンたちが、「15誌表紙ジャック」なんてゴリ押しがミエミエの企画に接して、これまでに積もり積もった彼女への憤懣が爆発してしまったということなのだろう。

 ただ、ファンがえなこに感情的になってしまうのは、やはり、彼女を「コスプレイヤー」だと認識してしまうからだろう。彼女のことを最初から普通のグラビアアイドルだと思えば、こういうコスプレグラビアの依頼を受けることはよくある話じゃないか、と寛容に受け止めることも可能なはずである。
 トールのコスプレを誰にやってほしいかと言われれば、候補はいくらでもいるだろう。叶美香だっていいし、小池栄子でも構わない(年齢は不問)。えなこが普通のグラビアアイドルなら、当然、候補の一人になり得る。『メイドラゴン』のコスプレなら、巨乳アイドルを何人か選抜して、トールの他に、ルコアさん、エルマ、イルルらをそれぞれ別の人に当てて「巨乳共演グラビア」にした方が受けは良かったのではなかろうか。
 今回のゴリ押し、今売らなきゃ、えなこの明日はないって事務所の焦りが招いた勇み足だったんじゃないかって気がするんだけどね。彼女の未来は彼女が決めればいいことである。炎上しようがどうしようが、何らかの需要があれば、しばらくは食いつなげるでしょ。世の中、おっぱい星人ばっかりだから(笑)。

 しかし、ホントにこれが「クレーマーによる表現規制」案件でなくてよかった。似非フェミが「おっぱいを強調するようなグラビアを少年も手に取る雑誌に載せるとは何事だ」なんて文句を付けてきたのだったら、やっぱり徹底的に反論しなきゃならなくなるところだった。おっぱい見せて何が悪い。おっぱいは吸うものです、とトミノ御大も仰ってるよ♪
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