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2021年07月28日20:43

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小林賢太郎は「冤罪」である

■爆笑・太田光、五輪解任の小林賢太郎を擁護「ホロコーストをちゃかしたわけじゃない」丁寧な解説にネット反応は…
(日刊サイゾー - 2021年07月26日 09:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=53&from=diary&id=6604945

■【五輪開会式】森山未來、パフォーマンス後に思い「すべての出逢いに心からの感謝」
(ORICON NEWS - 2021年07月24日 01:35)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6602911

■東京五輪開催も菅官邸はガバナンス崩壊 中山防衛副大臣が“炎上”の元凶
(AERA dot. - 2021年07月23日 14:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6602363

■小林賢太郎の“解任”は日本の恥! アメリカで猛批判「愚かなこと」
(まいじつ - 2021年07月26日 19:00)
https://myjitsu.jp/archives/295160

 最初に「おかしい」と感じたのは、TVのワイドショーで、問題とされた「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の台詞を堂々と放送していた時点である。
 差別、人権侵害事象が生じた場合、それを報道するのにも、細心の注意が払われるのが普通だ。うっかり具体的な内容を紹介してしまうと、かえって差別のばら撒きになってしまう危険性がある。
 日本テレビの『スッキリ』で、脳みそ夫がアイヌ民族をからかうようなダジャレを披露してしまったときは、その後のニュースでは当該の台詞は一切報道せず、「アイヌ民族を傷つける表現があった」と説明するに留めていた。ネットで検索すれば当該動画がいくらでもアップされているので、あまり効果のない配慮ではある。しかし配慮しないというわけにもいかないよね。
 だから、テレビばかりではなく、新聞、週刊誌、ネット、すべてのメディアで、問題発覚後も「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という発言が繰り返し報道され続けることに、違和感を覚えざるを得なかったのだ。これは、各メディアが「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という言葉自体には、差別性がない、と判断したからではないのか。

 ともかくメディアで切り取られていたのは、この台詞の部分のみ、1秒程度のシーンだけだった。前後の脈絡が全く分からないにもかかわらず、コメンテーターたちは一様に「これは絶対に言っちゃいけない発言」と異口同音に口にしている。いや、言っちゃいけない発言を今まさに放送してたじゃん? 「ユダヤ人」とかホロコーストを表す言葉自体、言っちゃダメなら、そのシーン自体、放送しちゃダメって、なぜ誰も言わないの? 前後の脈絡が全く分からないのに、その点を突っ込む人も誰もいないのはなぜ?
 疑問ばかりが湧き上がって仕方がなかったので、これはコント全体を見てみなければ話にならない、と考えた。それでネットを博捜することになったんだが、なんもう、ネットの動画もこの台詞部分だけを切り取ったものばっかりでね。ようやく「ラーメンズのできるかな」全動画に行き当たったのは事件発覚から半日は過ぎていたと思う。

 見た結果は、以前の日記に書いたとおりである。
 全然、差別なんかしてないじゃん!
 この点については、太田光の解説がもっとも適切である。 

 「小林賢太郎がちゃかしたのは、虐殺があったっていう事実ではなくて、当時のNHKの教育テレビの中でも一番、看板番組だった『できるかな』の偽善性」
 「ノッポさんが冷酷だったら、言うはずのないセリフを言わせたかった。善と真逆にあるものとして彼はあの言葉を選んだ。彼の認識の中では、世界一残酷なこととしてあの残虐のことを思っているっていうのは、説明するのは難しいけど、(大会組織委員会は)選んだ限りは、パッと解任して切り捨てるのではなくて、少なくとも説明はしてほしい。」


 理路整然としていて隙がない。ネットではやっぱり感情的な反発は見られはするものの、太田氏の論理自体を覆せる反論と言えるような反論は、私が散見した限りにおいては全く見られなかった。「ホロコーストに触れただけでアウト」との発言がやたらあったが、もしそうなら、このニュースを報道した全メディアが罪を再拡大させたことになるから(中にはホロコーストとは何かを詳しく説明した番組すらあった)、一番酷いのは日本のメディア全てってことになってしまう。
 「差別事象自体に触れてはならない」って理屈が通ってしまえば、差別を問題視することも、差別を糾弾することも出来なくなるんだよ。言葉自体に問題があるって言い出したら、その言葉を使わなきゃいいでしょ? って、ただの「言葉狩り」になって、問題の本質について語ることすら出来なくなるんだよ。
 そうやって「臭いものに蓋」をすることの方が、差別を助長することになるからやっちゃいけないって、全国の学校教育では真っ先に習うことのはずなんだが。

 小林賢太郎は、ユダヤ人差別もしていなければ、ホロコーストを揶揄もしていない。それは、動画が切り取られたことによって生じた「誤解」だ。
 しかし、ここでまた二つの疑問が生じてしまう。
 その「切り取り」によって、小林氏を貶めたのは誰か。当然、「そいつ」は、コント全てを見ているはずだから、小林氏が差別などしていないことには気づいていたはずである。なのに、台詞を一つだけ切り取って、小林氏が酷い差別を行ったかのように「印象操作」を働いたのだ。
 もう一つの疑問は、私程度の読解力の低い人間ですら簡単に気づくことが出来たこの「印象操作」について、どうして誰も「この映像の切り取り方はおかしい」という声を上げなかったのか、ということだ。その発言から判断すると、どうやら太田氏は気づいているっぽいが、メディアでコメントを求められたタレントや有名人は、こぞって「発言はやはりよくない」と、「差別発言はあった」ことを前提として、その「罪」を糾弾している。前述した「印象操作」にまんまと騙された人も中に入るかも知れないが、全員が全員、この程度の「罠」にハマってしまうものなのか?

 前者の疑問については、もう正解は出ている。「サイモン・ウィーゼンタール・センター」に小林氏をチクった中山泰秀防衛副大臣だ。「フォロワーからの通報を受けて」? でも副大臣が本当に事前に何も知らず、指摘された動画を全部見たとしたら、相当のバカでない限りは、やはり「これは差別には当たらない」と判断しただろう。ところが副大臣は何の検証もせず、ユダヤ人人権団体に報告してしまった。
 皆が疑問を呈しているが、いくら自分がパイプを持っているからと言って、組織委員会にも政府にも一切相談せず、いきなり団体に連絡するというのはどういうことなのか。越権行為もいいとこなのではないか。
 なのに、組織委も中山副大臣に苦言を呈することもなければ、政府が彼を叱責したという話も聞かない。全くお咎め無し。海外からも、この流れはおかしいとの声が上がっているにもかかわらずである。
 答えはもう一つしかないだろう。中山副大臣は、政府、および組織委の「内諾」を受けて動いたのだ。フォロワーからの報告も「仕込み」だ。それ以外に、このおかしな処分の説明は付くまい。

 となると、もう一つの疑問についても、答えは容易に見当が付いてくる。
 小林氏が嵌められたと気づいた人々も――その裏で動いていたのが「誰か」ということに気がついて、怖じ気づいたのだ。保身に走ったのだ。
 保身に走らなかったのは、ある意味天然な(または怖い者無しの)太田光と、ダンス後のコメントで堂々と小林氏の名前を挙げて感謝を捧げた森山未來くらいのものだ。
 森山氏が小林氏に感謝を捧げるのは当然だろう。もともと、森山氏は最初の演出家だったMIKIKO氏の構想段階から、出演が決まっていた。政府や都、組織委員会やIOCが横やりを入れまくり、MIKIKO氏が降板させられ、最初の案がズタボロにされ、出演者の殆どが解雇された後でも――小林氏は、森山氏(と東京ゲゲゲイ)だけは何とかチームに残したのだ。
 森山氏が表現した「死と新生」――これも当初のMIKIKO案にはなかったものだが、開会式が無惨に「虐殺され」、それでも立ち上がるアスリートたちの「命」を表現したモノだと考えれば、これは開会式に対する大いなるアイロニーではないか。そして、このレジスタンスこそが、小林氏をどんな形であろうと排除しなければならないと政府と組織委(とその後ろにいる森元会長)の意志だろう。

 パフォーマーとしての小林氏は、既に引退を表明している。しかし、「汚名」を着せられたままでは、今後、氏が辿ろうとしていた裏方、演出家としての道も絶たれかねない。これまでの流れを観ても分かるとおり、政府に阿ったメディアや芸能関係者たちは、こぞって小林氏を干すだろう。何人かの味方がいたとて、新たな妨害工作を働く者が現れる可能性は高い。
 小林氏本人は、何も反論は出来ないよ。何を言っても「言い訳」としか見なされないから。彼を守れるのは、利害関係のない第三者、政府に睨まれたってへいちゃらな、そう、市井の「我々」なのだ。「我々」しかいないのだ。

 「小林氏は揶揄も差別もしていない」――この「事実」を、みんなで浸透させていってほしいと思う。太田光の言葉をそのまま引用してもいい。五輪を私物化し、自分たちの政争の道具にしてきた政権に、「国民」ならば決して媚びを売らないでほしい。小林賢太郎は何一つ罪を犯してはいない。彼は「冤罪」を被ったのだ。そう宣言しよう。彼を救おう。
 五輪憲章のこの一節、「オリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、 国あるいは社会的な出身、 財産、 出自やその他の身分などの理由による、 いかなる種類の差別も受けることなく、 確実に享受されなければならない」、これを踏みにじったのは、小林氏ではなく、政府と組織委だ。その批判が出来るのは、一般人である「我々」だけなのだ。
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