■感染者全員が福岡関連か 佐賀
(毎日新聞 - 2020年07月28日 10:08)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6173335
■大分で98日ぶりに感染者 30代女性、夫婦で大阪旅行
(朝日新聞デジタル - 2020年07月28日 18:59)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6174054
■那覇の繁華街でクラスターか 店訪れた首都圏の3人感染
(朝日新聞デジタル - 2020年07月28日 19:55)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6174139
佐賀県の山口祥義知事、「若い方々に福岡市内のクラブでの会食やパーティーに参加することを当面控えてほしい」だってさ。露骨な福岡県民、市民差別発言だけど、コメント欄は同調する意見の方が多いね。佐賀の人なのかな。こういう人たちに共通しているのは、「自分が同じことを言われる立場になったらどうするんだ」って視点がないこと。
今は非常時だから仕方がない？ それ、戦前の全体主義、軍国主義を肯定するのに使われたのと同じリクツなんだけど？ 非常時だからこそ、誰かを悪人に仕立てて差別することをやっちゃいけない、それが民主主義の根幹を揺るがしかねないんだってことに気がつかないといけないんじゃないのかな？
こうした外出者、旅行者を犯罪者扱いする風潮にはいい加減ウンザリしている。
特に嫌なのは、「外出するな」「旅行するな」って喚いてる「自粛警察」連中、今のこの状況を�狄瓦�ら�甞擇靴鵑任襪茲覆辰憧兇犬蕕譴襪海箸任機�
感染者が出て、他県人を罵ることができて、お前ら間違いなく喜んでるだろうって。
人間は差別することで優越感＝快感を覚える生き物だから、何か「口実」さえあれば、堂々と他人を嘲り罵る。
ネットの誹謗中傷も、優生思想に基づく殺人や安楽死も、みんな同じだ。みんな必死こいて差別を正当化しようとしているが、その背景にあるのは悪意や嫉妬、他人を少しでも自分たちより低いところに貶めたいという歪んだ心理に過ぎない。
そりゃあ、感染上等で３密な場所にあえて出かけるあんぽんたんもたくさんいることは承知しているよ。私だって、街頭インタビューで「コロナに罹ってもいいからクラブで遊ぶ」とか嘯いてるやつを見たら、イラッとはするよ。
けれども、感染する�爐�もしれない�甦鏡�させる�爐�もしれない�瓩修譴濃犲圓發△訥�度は出る�爐世蹐Ν瓩如⊃祐屬旅堝阿魑�制することはもう無理なのだ。何度も繰り返して言ってるが、ろくな補償もない、有効な経済対策も打ち出せないのに、ただ「自粛」を求めて商売や流通を規制しても、社会が疲弊するばかりである。
もはや、濃厚接触だけを避ける形で、都道府県の境界を越えた流通を認めていくしか、経済を復興させる方法はないのだ。
東京やら大阪を悪者に仕立てたってさ、そこで感染が広がれば、今度はその土地が感染源ってことになって、差別されることになるんだよ。最初、武漢が悪者にされて、それからアメリカ、イタリア、フランス、ブラジルがやり玉に挙がり、東京、大阪と来て、今は福岡が近隣県から感染源扱いされている。もうそんなの意味がないって、大概で気づいたらどうなのかな。
困るのは、各県の知事レベルの為政者が、こうした「他県差別」を煽る発言を繰り返していることである。「旅行するな」って言えば、旅行者が悪人扱いされるのを誘導してるのも同然じゃないか。
福岡県民もね、ついこないだまで、「東京から来るな」とか、平気で口にしていた連中がいたんだよ。福岡市民は北九州市で感染が広がったときにはそう言っていた。それが今は佐賀から「福岡は佐賀に来るな」って言われちゃってるんだからね。こういうのを「人を呪わば穴二つ」って言うんだよ。
気分が落ち込むのは、「他県から来るな」と叫ぶ人々は、そもそも他県者に対する差別意識が強い連中ばかりで、新型コロナを「他県者を堂々と差別できる口実」として利用しているだけだということが見えてきているからである。
それはネットでの匿名ユーザーばかりではない。「正義」を標榜する差別者には、有名人や社会的な肩書きを有する人間も相当数混じっている。コロナ騒動は、日頃は目立たないそうした「潜在的差別者」も多数あぶり出すことになった。
自粛警察に対しては、もう何度となく他者を排除しがちな「日本人の特性」として批判が繰り返されているが、まるで沈静化する様子を見せない。もしかしたら、彼らはマジョリティもマジョリティ、日本人の大多数が、そんな恥知らずな心性に囚われてしまっているのではないだろうか。
行政が、クラスターが発生しそうな場所、店舗への立ち入り検査を行うこと自体を否定はしない。三密を避けられる態勢が整っているかどうかは重要だ。
しかし、ＰＣＲ検査の拡充が抑制に有効だってことはとっくに判明しているのに、未だに「医療従事者」や「感染症の専門家」と名乗る人間で、検査の反対を唱えている人間が少なくないのはなぜなのか。ワクチンがいつ開発されるか分からない以上、現時点で感染を食い止める手段は、患者の早期発見、隔離以外にない。「人の命」を軽視しているのは、検査拡充派か反対派か、どっちなのか。
発熱や味覚異常などの症状があって、ＰＣＲ検査を受けたがってる患者に対して、彼ら「検査反対派の医療従事者」が、冷たく「必要ない」とTwitterで言い放ってたのを見たときから、もう「反対派」の発言は信用しないことにしている。やつらも、病院や保健所に押し寄せる検査希望者を自分たちの業務を妨害する「邪魔者」「クレーマー」としか見てはいないのだ。何様目線だ。
彼らがこの差別の蔓延に一役買っている事実は、もっと糾弾されなければならないと思う。たとえ我々の言葉が、差別を憎み、民主主義を愛するという、現代日本では極めてマイノリティになってしまっている者の戯れ言であったとしても。
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