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2020年03月19日23:58

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ゲーム条例が奪う子どもの自由と人権

■「ゲーム条例」懸念の声絶えず
(毎日新聞 - 2020年03月19日 20:56)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6015522

■ゲーム条例、20分で議論終了 パブコメは非公開のまま
(朝日新聞デジタル - 2020年03月18日 11:19)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6013195

■ネットメディアに匿名の告発も!? 香川県ネット・ゲーム依存症対策条例パブリックコメントに多数派工作の疑い
(ガジェット通信 - 2020年03月13日 16:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=6007827

 本当かどうだか知らないが、この条例の発端は「某市議の娘さんがゲームに夢中になっていて、父親の問いかけにも無視を決め込んでいる」ことだというウワサが流れている。もしもそれが本当だとしたら、大人げないというか公私混同というか、娘の躾ができない親が法令に頼るとはどうなの? と思ってしまうのだけれど、いくら何でもそりゃ眉唾だと言いたくて言い切れない真実味はあるよなあ。
 条例が施行される4月になったらその市議さん、欣喜雀躍として娘さんに「ゲームは一日1時間」とか言っちゃうんだろうか。娘さんが言うことを聞くかどうかってこと以前に、彼女が思いきりグレちゃわないかどうかが心配。
 だってねえ、自分のせいでねえ、ゲーム禁止を言い渡されるような家庭があっちこっちで増えたとしたら、こりゃいたたまれないどころか罪の意識に苛まれちゃうよ? 自殺までしなきゃいいがとすら思ってしまう。

 パブリックコメントの「組織票」疑惑は、おそらく事実だろう。ゲーム依存症なんてものに科学的根拠があるのか、WHOに認定させたのもやっぱり日本人研究者によるロビィ活動によるものということだから、ゲームを告発する方はする方で、「ゲーム恐怖症」とか「ゲーム規制推進誇大妄想症」とかに罹患してるんじゃないかという気がする。
 そこまでしてゲームを規制したいと思う心理はやはり異常だと思わざるを得ない。異常だから自身の異常さは認識できないわけで、聞く耳持たなくなるのは自然なことなのである。記事にもあるような条例の問題点を、どんなに口を酸っぱくして説いてみても、一切耳には入らないのだろう。賛成派の方々はこれで子どもが守れると本気でそう考えているのだろうな。

 「規制」は初めは緩やかに始まり、次第に深化し拡大していく。それは歴史が証明していることだ。「罰則はないから無視すりゃいいんだよ」という楽観論もあるが、個々の家庭では親が条例を盾に強制的に子どもの自由を奪うところも出てくるだろう。効果が薄いということになれば、ならば罰則を、という発案がされることは目に見えているし、他県でも同様の条例の採決を目指す活動が行われる可能性は否定できない。
 香川県民はうどんの食い過ぎで脳が冒されている「うどん脳」になってるんじゃないかとか、「這い寄るうどん」に侵略されてるんじゃないか(正体はニャルウドンホテップとでも言うのかな)とか、冗談を言って済まされることではないのである。規制のエスカレートの対象が、ゲームだけに止まらず、他の娯楽にまで波及する可能性も十分にありうる。これまでのマンガやイラストへの言われなき差別の事例の数々を考えてみても、確実にそうなる。
 女性差別的なえっちなまんがや、残酷だったり暴力的だったりするイラストは、子どもの目に触れたらいけないから禁止、コラボポスターにして宣伝するのもダメ、映画もアニメも小学生の間はすべて親同伴でなければ鑑賞禁止(実はうちがそうだった)、遊びに使える小遣いは月2,000円まで(若い人に小学生の頃は小遣いはいくらだったか聞いたら、みんな、2,3000円ってとこだったので驚いた。しかも高校までずっと同額で賃上げナシだったとか)、家庭内の躾ってことだけならまだしも、そんなもんが「法的規制」される時代が来たりしたら、そりゃもう地獄だろう。
 娯楽小説が次々と発禁になっていた戦前のことを思うと、これは決して杞憂でも妄想でもないのである。

 一度決まってしまったものを廃案にすることは非常に困難である。各地方の青少年保護育成条例、制定時には異論も多く出されたが、結局は全て可決されて、その後も継続されている。深夜徘徊を禁ずるくらいならまだ軽い方で、中にはマンガの検閲を肯定しているものもあるのだから、「戦前か!」というツッコまれるのは当然だが、その叫びはむなしく宙に消えていってしまう。
 なんとかそれらの動きを止めることができないか、そりゃもうみんな選挙に行けよ、そしてろくでもない条例やら法案やらを通そうとする政治家を落とせよ、と言いたくなるが、これがまた、表現規制に反対してる政治家ってのが、殆どいないってのが現状なんでなあ。反対を表明していても、条例案が提出されたら裏切って規制派に寝返りとか、そういう例も散々見てきたし。
 「選挙に行ったって何も変わらない」例の方が圧倒的に多いんだよ。裏切り者政治家はゴルゴ13か必殺仕事人に依頼して抹殺してもらえんかと思うくらい、腹立たしくて仕方がないのだが、それが政治家というもの本質である。そんなやつらに唯々諾々と従わされてるんだから、無気力で政治に無関心な若者層が増えるのも当然だ。

 つまりは「どうにも手の打ちようがない」という結論になってしまうのである。
 子どもたちは早く大人になって、香川県も含めて、そんな条例のある県からは出て行っちまえ、とは言えるが、それまでは我慢するしかないんだものなあ。この「躾」も一種の「虐待」だと認定されて、親の庇護下から解放させられないものかとも考えるが、児相がまたそんなことで動くはずもない。詰んでるよ(涙)。
 今は「香川県に生まれなくてよかった」と対岸の火事を決め込んでる他県の若いみなさん、次は「あなたのいる県」になるかもしれないってこと、肝に銘じておいた方がいいよ。そのためにはしっかり勉強しよう。特に英語。そしていざってときには外国に逃げるのだ。交換留学生とかになれたら最高。勉強って何の役に立つのかって、まさしくこういうときになんだよ。
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