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2020年02月27日08:39

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感染騒動が二週間で収まるって保証がどれだけあるの?

■新型コロナ対策でライブの延期・中止相次ぐ Perfume、EXILE、米津玄師…
(ORICON NEWS - 2020年02月26日 12:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5987011

■芸能界もコロナで大混乱、開始3時間半前に異例中止
(日刊スポーツ - 2020年02月26日 18:58)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5987568

■劇団四季も公演中止
(時事通信社 - 2020年02月26日 23:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5987872

■大林監督ら出演の尾道映画祭、コロナ影響で開催中止
(日刊スポーツ - 2020年02月24日 18:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5984950

■国内のスポーツ・文化イベント、2週間自粛要請へ 首相
(朝日新聞デジタル - 2020年02月26日 13:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5987090

 何だかものすごい勢いで、各種イベントの中止が決定している。その殆どが「延期」ではなくて「完全中止」だから、チケットの払い戻しはあるのだけれど、公演を楽しみにしていた観客にとっては、それで気持ちが収まるものではないだろう。
 私の場合、今回は幸い購入していたチケットはなかったので(キャナルシティの『ノートルダムの鐘』は迷いに迷って諦めていた)、一応、何も損はしなかった。思い出すのは2005年、福岡西方沖地震で阿佐ヶ谷スパイダース『悪魔の唄』の福岡公演が中止になったことだ。あのときは会場まで出かけていって中止を伝えられ、主催の長塚圭史さんともお話をさせていただいた。「残念です」と伝えたら「私たちもです」とご返事された。後に『悪魔の唄』はライブビューイングが催されたが、そのときは日程が合わずに観劇を断念した。だから『悪魔の唄』は今まで未見のままである。
 ステージとの出会いはまさしく一期一会である。今日のステージが昨日のステージと同じ、明日のステージと同じということはあり得ない。だから演劇ファン、ライブのファンは、この日を逃せないと劇場に足を運んでいる。大林宣彦監督の舞台挨拶なんて、これが最後になるかもしれないのに、簡単に中止にしちゃっていいのかと一言くらいは言いたくなってしまうのだ。

 命と舞台を天秤にかけるのかと非難されるかもしれないが、感染しても治癒率が高く、普通の肺炎ほどまでには恐れる必要がないらしい新型コロナに、なぜそこまでの安全対策を取らなければいけないのかと、正直疑問に思う。
 Perfumeのコンサートなんて、前日までアルコール消毒、マスク着用、希望者にはチケットの払い戻しも受け付けると、対策を取っていたのにも関わらず、昨日になって公演三時間半前に一転中止である。それらの対策を講じても不十分って、いささか神経質に過ぎるのではないか。昨日分のチケットは全面払い戻しはされるが、遠方からの観客は、交通費、宿泊費は無駄になるのだ。ファンはみんな、もっと怒ったっていいのではないか。

 ニュースで街の声を聞くと、たいてい「仕方ないですね」「やむを得ません」と殊勝な発言ばかりだ。確かにウイルスが一番悪いのはその通りだが、封じ込めに失敗した政府・厚労省による「人災」の面があることも考えれば、どうしても物わかりがよすぎるにも程があるという気がしてしまう。
 二週間やそこら、各種イベントを自粛したところで、既に市中感染が常態化していると思しい現状では焼け石に水なんじゃないか。だいたいみんな言ってることだが、一番の感染源である可能性が高い交通機関、特に満員電車の緩和対策がちゃんと取れている気配がないのである。大都会では特に、公共機関や学校、一部の企業の時差出勤や在宅勤務が勧められているが、それで「濃厚接触」が避けられるほどの効果が期待できると考えているなら、それは相当なお花畑さんだろう。
 「仕方ない」と考えるなら、この際、「イベントに参加して罹患したとしてもそれは覚悟の上だから仕方ない」と念書を書くよ、だからイベント開催して、と言いたいところである。でも、それでホントに罹患したら「自業自得」と言われちゃうのが目に見えている。泣いたって喚いたってもう後の祭り。だからみんなそこまでは主張できないんだろうなあ。

 小さなイベントではあるが、春日太一さんと奥山和由さんのトークイベントが中止になり、主催の書店と春日さんとの間でトラブルが生じている。書店側が春日さん奥山さんに何の承認も得ず、勝手にイベントを中止にしてネット配信に切り替えると告知したのだ。そんな話は聞いていないと春日さんは激怒し、出演を取りやめてしまった。
 書店側の事情を鑑みれば、何らかのコロナ対策を取らなければならないと焦った結果なのだろう。けれども手順を間違えたことは決して言い訳が利くことではなく、謝罪しても許してもらえないのはそれこそ仕方がない。感染騒ぎに冷静さを失ったバカのなせる技だと哀れみの目で見てやるのが関の山である。
 でもそれくらいの過剰反応、アホだというのは、どの公演自粛についても言えることではないだろうか。感染騒ぎが二週間で治まらなかったら、さらに自粛を続けるというのか。冗談じゃなくて、各種興業が成り立たなくて、経営が立ちゆかなくなる制作プロダクションや劇場が出てきてしまうのではないか。そんなことになっても、政府は一切補償なんてしてくれないぞ。

 先日、キャナルシティに出かけたら、平日の夜ということもあったかもしれないが、人通りが殆どなくて、まるでシャッター商店街のような様相で驚いた。韓国人観光客の姿は昨年から激減していたが、今は中国人観光客もいない。時々すれ違うのは日本人ばかりだが、それも若い人が主で、高齢者がぐんと減っている。これでは本当に潰れる店が出てくるのではないかと心配になってきた。
 もう人がたくさん集まる場所にはなっていないから、かえって安全なのではないかという気もしてしまう。映画館が混まないのは私としては助かることではあるが――。やはり心配なのは劇場が潰れてしまうことなのである。自粛はほどほどに。手洗いやうがい、マスク着用は大事だが、不要不急の外出だって少しはしとかないと、そのしっぺ返しは大きなものになりかねないと思うのである。
 
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