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2019年10月22日15:21

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BOOKUOKA、開催中!/末井昭さんも春日太一さんも来福!

●BOOKUOKA / ブックオカ 福岡を本の街に
http://bookuoka.com/

▼福岡の本のイベント
> BOOKUOKAをご存じでしょうか?福岡、特に天神・博多にはとても多くの本屋があるのですが、それらの書店が秋に合同で開催している「本のお祭り」をBOOKとFUKUOKAをかけてBOOKUOKA(ブックオカ)と呼んでいます。いわゆる新刊書店だけではなく、古書店や図書館、また福岡のご当地出版社などが力を合わせた「福岡を本の街に」しようという取り組みです。


 先週末から、恒例の本の祭・BOOKUOKA(ブックオカ)が開催されている。
 昨年末以来、すっかり健康を害して、例年のように、あの講演、この展示会と、ハシゴして回ることは難しくなってしまった。
 メインイベントの一箱古本市は、例年、腰痛を抱えた妻をむりやり引っ張り出していたのだが、今は私の方が断念するしかない状態に陥っている。本屋巡りも長時間できなくなったなんて、人生が半分終わったも同然だ。哀しい。
 展示会の類も、立って歩き回るのは相当キツイ。益田ミリさんの原画展も観に行きたいのだが、長い列になるようなら、また眩暈を起こして倒れてしまうかもしれない(これまで二度ほど倒れた)。
 映画鑑賞やトークショーなら、座っていられるから、二、三時間は何とか持つ。もちろんそれも薬を服用しながらではあるが。期間中、二つ、三つくらい廻るのが限界だろう。

 そうなると、トークショーの類を厳選するしかない。これだけは見逃せない、聞き逃せないというイベントを探してみて、現時点で以下の三つに絞ってみた。


●映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」 上映会& 末井昭トークショー
http://bookuoka.com/archives/2944

▼映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」上映会に加え、原作同名エッセイ(ちくま文庫)著者にして伝説的編集者、末井昭さんの波乱万丈人生に切り込むトークショー。

◎上映会
 1部13〜15時20分
 2部16時15分〜18時35分
◎末井昭さんトークショー
 19〜21時

会 場 リブラボ(中央区大名1-6-8 -2階)
開催日 11月4日(月・祝)上映会1部 13〜15時20分/上映会2部 16時15分〜18時35分/トークショー 19〜21時
※予約要/リブラボホームページ(https://livlabo.wixsite.com/livlabo)または電話092-791-6009(リブラボ)にて
料 金 ・映画&トークショー参加 2800円+1ドリンクオーダー ・映画鑑賞のみ 1200円 ・トークショーのみ 2000円+ワンドリンクオーダー
お問合せ 電話092-791-6009(リブラボ)
主 催 リブラボ



 吾妻ひでおさん、いしかわじゅんさんの編集者でもあった、元白夜書房の末井昭さん。漫画の中にも登場されていたから、「ああ、あの」と似顔絵を思い出すファンの方もいるだろう。
 80年代の「自販機本」(いわゆる「ビニール本」)ブームの仕掛人の一人で、私たちの世代は、そちらの方で馴染み深い。いや、私は買ってないっスよ、マジメな学生だったから。買ってたのは悪友(笑)。その悪友は白夜書房の場所も教えてくれたけれど(そこでも直接買えたらしい)、結局、一度も覗くことはなかった。今思えば、一冊くらい、話のタネに買っておいてもよかったかもしれないと思う。雑誌掲載時の吾妻さんのマンガを読めたかもしれないから。
 「母親がダイナマイトで爆死心中した」とか、壮絶で破天荒な人生が話題になってしまっているけれど(映画もそのあたりから描くらしい)、今回はブックオカの関連イベントだから、編集者としてのお話がいろいろと聞けるのだろう。吾妻さんとの逸話もぜひお伺いしたい。いしかわじゅんさんが『漫画ノート』の中で書いていたが、失踪中の吾妻さんの行方を捜して、石川さんに連絡を取ってきた編集者というのは、末井さんのことじゃないだろうか。そのあたりの事情も確認してみたいのである。


●読書の秋 2019:カメル・ダーウドを迎えて
http://bookuoka.com/archives/2911

▼2014年に出版された小説『もうひとつの『異邦人』ムルソー再捜査』は、20世紀を代表する小説アルベール・カミュの『異邦人』でムルソーによって殺害された「アラブ人」の弟が紡ぐもうひとつの物語。著者カメル・ダーウドお迎えし、日本語訳者鵜戸聡と対談を行います。

会 場 西南コミュニティーセンター(早良区西新6-2-92)
開 催 11月12日(火)13時30分〜(開場13時15分)
予 約 電話092-712-0904(アンスティチュ・フランセ九州 能塚)
料 金 無料 ※要予約
お問合せ 電話092-712-0904(アンスティチュ・フランセ九州 能塚)
主 催 アンスティチュ・フランセ九州/西南学院大学



 ブンガクブなんてところに通っていると、たとえ日本文学を専攻していても、カミュの『異邦人』とか『シーシュボスの神話』とか『カリギュラ』なんかは読んでないとバカにされてしまうものだが、実際に読んだのはもう30年以上、昔である。ムルソーが殺したのがアラブ人だったなんて、すっかり忘却の彼方に消えていた。
 けれども、あの不条理文学の代表的著作として、カフカの『変身』と並び称される傑作の「続編」を書くってことがいかに至難の業であるか、それは充分に想像がつく。未読なので、早速購入して、当日までに読んでおこうと思うが、間に合わなかったら行かないかもしれない。最近は視力も衰えて、速読も難しくなってるから。


●文藝春秋『黙示録 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』刊行記念春日太一トークイベント
http://bookuoka.com/archives/2941
https://honto.jp/store/news/detail_041000037487.html?shgcd=HB300

▼春日太一が語る、映画の楽しみ方5 皆様のご質問にノーNGで全てお答えします! 毎年恒例の映画史・時代劇研究家、春日太一さんトークイベント!映画について縦横無尽に語っていただきます。

会 場 リブラボ(中央区大名1-6-8)
開催日 11月16日(土)14時半〜(開場14時)
※予約要/先着50名
電話092-738-3322(ジュンク堂書店福岡店)
料 金 1500円(ドリンク代込み) 
お問合せ 電話092-738-3322(ジュンク堂書店福岡店)
主催 ジュンク堂書店福岡店



 年に数回は来福してトークショーを開いてくださる春日太一さん。
 つい足繁く通ってしまうのは、テレビやラジオでは言えない、書籍には書けないウラ話を直接伺うことができるから(だから内容をあまり具体的にはレポートできない)。
 新刊の題材があの「奥山和由」だとなれば、そりゃあ、書けないことはいっぱいだと思う。実際に、スキャンダラスな「松竹解任劇」の内幕について、本書を読んでみると、「関係者」の固有名詞が殆ど出てきていないのである。そりゃもう、首謀者は「次の社長」に決まってるのだが、それはさすがに書けなかったんだろうね。下世話な関心で言えば、さらに松竹専属の監督や俳優の関与はなかったのか、なんてことも気になるけれど、それはトークでも言ってくれないかもしれない。
 Q&Aでは、いつも当該書籍以外の質問についても必ず答えていただけるから、町山智浩さんとの関係について何がどうしてああなったか、お聞きしてみたいと思っている。もちろん、聞けてもネットには上げません(苦笑)。

 ブックオカも、年を重ねて今回が第12回。でもまだまだ世間一般に浸透しているとは言い難いと思う。毎年思うけれど、古本市はせめて二日間はやらなきゃいけないんじゃなかろうか。参加者が少なくて、どうしたって、神保町の古書店街には敵わないどころか、大名の入江書店一軒と比較しても見劣りしてしまう。
 近年はTwitterやFacebookでの宣伝もするようになっているけれど、もっと広く、著名人のブログや呟きで宣伝してもらうように手を広げていった方がいいんじゃないかな。微力ながら協力したい次第である。
 みんな、本屋に行こうぜ!

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