mixiユーザー(id:18441979)

2019年11月18日21:23

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放映してほしいけど,放映できないでしょう。

「所詮芸能人なんて,ヤクザな人種なんだから」
 そういう認識が当たり前で,それを許容する時代は終わってしまいました。かつては,悪人悪女が大手を振るって君臨していた世界です。というか,そういうはぐれ者が生きていける数少ない場所であったと思います。だから,彼らから生まれる作品は魅力的な作品がたくさんありました。現実世界とは違った蟲惑的な世界には少なからず毒も含んでいました。
 ところが,最近になって芸能界に求める倫理もハードルが高くなりました。いい子ちゃん(のふりをした子)でないとテレビ画面からどんどん追放されています。倫理ハードルが高くなるにつれてテレビにジャリタレが蔓延るようになったのは無関係ではないと思います。
 そして,その流れで確実にテレビは面白くなくなりました。毒もないし,危険な匂いもないし,とんでもなく不気味で奇妙なこともない,そんな番組ばかりになりました。普通の人が経験するような普通の日常を描いて面白い作品ができるわけがありません。
 芥川龍之介や太宰治など,ヒロポン(覚せい剤)を常用しながら魅力的な作品を生み出しました。川端康成だって相当怪しい人です。いい作品を作る人に普通人と同じ倫理を求めてはいけません。役者,芸能人も同じです。

 沢尻エリカのような,アスカのような毒のある芸能人を受け入れるだけのキャパシティを期待したいのですが,それはもう絶対無理でしょう。大河ドラマの放映は期待できません。そんな毒を併せ飲むような度量は業界にはもうありません。
 そして,それはテレビドラマの凋落を意味しています。倫理規定に遠慮しなければならない業界は,魅力ある作品を作り出すことはもうできません。
 

■沢尻エリカ出演の大河ドラマ、「そのまま放送すべきか」議論勃発 「作品に罪はない」という声も
(キャリコネ - 11月18日 19:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5869156
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