ラグビーはおもしろい。が，二度としたくはない。

　見るスポーツならラグビーがいちばんかもしれません。
　理由はうまく説明できません。じわじわと攻撃していくあのスピードがちょうどいいのかもしれません。サッカーのように慌ただしくなく，かったるいほどゆっくりしているわけではありません。攻撃の様子がじっくり見られます。と同時に守る方のパワーもしっかり味わえます。オフサイドラインがはっきりしていて最前線に注目しやすいのもいいような気がします。
　日本は負けてしまいましたが，わたしは特に日本に肩入れしているわけではないので負けたからどうのという感情は全くありません。南アフリカのディフェンスは見事でした。実力通りの点差だったと思います。
　ラグビーがイマイチ人口に膾炙しないのはルールが複雑だからでしょう。肉体が直接ぶつかり合うので多くの禁止事項を作らざるを得ません。素人では見分けのつかない反則がたくさんあります。ルールがわからなければ見ても楽しくないでしょう。
　高校の時の体育の先生がラグビー大好きで体育の時間はラグビーばっかりやらされました。そのおかげ（せい）でルールはよくわかります。だから今は楽しく見ることができます。その点は感謝すべきだと思っています。

　しかし，「する」のはもう御免です。高校時代に散々やらされてちっとも楽しくありませんでした。激突，殴打されたり，のっかかれ押しつぶされたりで苦痛を耐え忍ぶ競技という印象しかありません。当時の体育の先生の名前も顔も思い出せませんが，苦難痛打の記憶はしっかり残っています。


日本力尽き４強ならず、列島染め上げた１カ月終わる
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