彼岸花，ピンチ？

　ごんぎつねの里，常滑市の矢勝川に行ってきました。ここ何年か毎年行っています。お彼岸の時期にきちんと咲き出す赤い花，300万本と喧伝される矢勝川の彼岸花は圧巻です。
　ところが今日行ってびっくり！　まったく咲いていませんでした。見渡すかぎり緑の土手が広がっていました。どうしたことなんでしょう。地球温暖化による国土沈没より驚きました。
　散歩していたおじさんに聞きました。
「今年は雨がないから。次の連休で雨が降れば出るかもしれないけど」
　それにしても見事に足並み揃えてストライキです。近くに寄って見ても，ツボミすらありません。こんな状態のところに一度雨が降ったからといって花開くものでしょうか。
　そう思ってみれば自宅前の公園もまったくありません。例年グランド周りの小道に群生します。当たり前のように思っていましたが，その当たり前がまったくありません。田んぼの間に走る用水路にも彼岸花はまったくありません。
　散歩のおじさんのいうように雨がないからかもしれませんが我が家のあたりではそこそこ雨は降っています。ひょっとしたら原因は違うところにあって，広い範囲で彼岸花不作現象が現出しているのかもしれません。
　
　１枚目の写真の左肩に貼り付けたのは昨年の同じところの景観です。
　ざっと見渡してこの広いところから見つけた彼岸花は４本だけでした。その１本をとったのが２枚目の写真です。孤軍奮闘，１億総玉砕で生き残った貴重な1本です。
　半田・矢勝川に行く前に三ヶ根山に行きました。三ヶ根山はわたしの散歩コースです。今日の三河湾は少し雲が出ていましたが，わりにすっきりと見えました。