パッチワークのカバー、特等席に陣取る猫… 実家のこたつの思い出
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子供の頃の我が家は、部屋全体を暖めるという「贅沢」は考えられませんでした。わずか1m余四方の空間を暖めるのが精一杯でした。だから必然とこたつに潜り込みます。その快楽は今やもう想像できません。
大学で下宿していたときも暖房器具はこたつだけでした。寒いときは本を読むのも、食べるのも寝るのも同じこたつの前でした。エアコンやストーブがないのでこたつからはみ出ている体は芯から冷えます。でも小さくなってできるだけ潜り込むと当時としては最大級の幸せを感じました。
エアコンやストーブで部屋全体を暖める余裕ができてからはこたつの価値と地位は急落しました。日本の経済状態と生活環境はずいぶん向上しました。部屋全体を暖める快楽からはこたつの楽しみは想像できないでしょう。
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