mixiユーザー(id:18441979)

2018年07月16日20:36

92 view

短時間で移動できることが本当に幸せなことなのか

■「空飛ぶクルマ」2020年代に実用化へ 本当に実現するのか、経産省担当者を直撃
(弁護士ドットコム - 07月16日 10:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5202070

「空飛ぶクルマはヘリと同じように、ざっと時速100〜200kmくらい出ます。空を使えば、これまで2時間かかっていたところが、乗り換えなしで15分で着くようになるかもしれない。そうなったときの価値って測り知れないですよね」
 これは本当に幸せなことなんでしょうか。価値あることなんでしょうか。

 昔は,名古屋からだと東京へ出張となれば「1泊で行ってきてね」ということになったと思います。出張はたいへんですが,夜には新宿で遊んでホテルでゆっくり過ごすということもできたはずです。
 いまは日帰り出張が当たり前です。新幹線で1時間半で行けますから7時に出ても9時前に着きます。それで1泊はありえません。今後リニアモーターカーが運行したら30分と言われています。「昼前には帰ってきてね」ということになるかもしれません。
 さらに「乗り換えなしで15分」となったらもう出張ですらありません。ちょっと離れたコンビニに行くのと変わりません。出張手当が付かないかもしれません。
 しかも,移動時間がどんどん短縮されて利用客にゆとりができたわけではなく,逆にどんどん忙しくなっています。あたかも乗り物のスピードに合わせなければならないかのように,何事も早くたくさん処理しなければいけないようになってきています。
 こんなことなら,リニアもいらない,新幹線もなかったほうがよかった,と思いませんか。そのうえ,「空飛ぶクルマ」が現実になったら人間はもうそのスピードについていけないかもしれません。

 弥次さん喜多さんは日本橋を旅立って宮宿(名古屋市)まで何日かかったのでしょうか。そのころの日本人のほうがうんとゆとりがあったように思います。ひょっとしたら幸せもうんとあったかもしれません。
 空飛ぶクルマなんて「夢のオモチャ」のままでいい。でも,「流星号」ならほしい。
1 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する