現憲法の基本的人権に根本的に反します。

　教育勅語が違憲であるのは反論の余地がありません。
「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」
　とは，「公（つまり，国や政府）を優先せよ，個人の権利は二の次」ということです。この条文で何万，何十万という兵士が犠牲になったか，一部の為政者の犠牲になった無辜の人々です。その反省のもとに現憲法が成立しました。このことを真摯に反省すれば教育勅語の正邪（もちろん，邪です）は明らかです。
「父母に孝行し，兄弟仲良く･･････他人に博愛の手を差し伸べ」
　などという言葉に誤魔化されてはなりません。そんなのは枝葉末節，教育勅語のカモフラージュです。
　教育勅語の目的は，政府の命令に異を唱えずに死んでいける従順な兵士と，それを支えながら未来の兵士を産み育てることのできる妻，を教育することです。

　教育勅語は，個人の基本的人権とは根本的に矛盾します。


■森友理事長「学校開設を」　教育勅語暗唱「どこが悪い」
(朝日新聞デジタル - 03月09日 15:49)
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