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2015年12月13日20:34

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2%の軽減なんて弱者の助けにならない。

軽減税率 生活者受け止め複雑
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3757378

 政治家(自民党)の人気とり,と思っています。たった2%の軽減なんてほとんど実効のない政策です。消費税を上げるという非難をかわすための政策材料でしかないように思います。

 毎日平均で1,000円食費を買う人がいるとして,どれだけ家計の助けになるのでしょう。1日で軽減されるのは20円です。1か月で600円,1年加算しても7,200円にしかなりません。

 はっきり言って軽減税なんていらない。
 弱者救済を目的とするならばむしろ消費税をうんと高くして,いろんなものをたくさん買う高額所得者からがっぽり税金を取るほうがいい。消費税で税収を稼ぎ,社会保障を充実すれば,弱者救済の目的にかないます。
 軽減税率導入なんて,政治家が「弱者のみなさんのことを考えていますよ」というアピールに過ぎません。弱者に寄り添っているという主張ですが,それはまったく雰囲気だけです。月600円という餌で釣ろうとしているわけですが,恥ずかしながら今わたしたちはたった月600円で釣られそうになっています。

 冷静になって考えてみましょう。これが仮に消費税が50%で,軽減されるのが50%だったら拍手喝采します。でも軽減されるのはたった2%です。その2%が生み出すのは月600円。600円は得するわけですが,月600円をけちったために,実は1兆300億の税収(社会保障費)を失います。それは損得勘定としてだけで考えてもどうなんでしょうか。
 「軽減」という言葉に誤魔化されないようにしましょう。軽減されるのは2%ですよ。それは「たった」という形容詞がふさわしい数値です。50%ではありません。50%ならいささかの実効はありそうですが,実は2%,それではまったく実際の効果はありません。
 軽減税率導入なんて誰のためにもなりません。それは政治家の集票アピールににすぎない,そう思います。

 むしろ弱者救済というならば,逆に,消費税は高くしたほうがいい。たくさん買う人にたくさん税金を払ってもらって,社会保障に回せばいいわけです。お金持ちはぜいたく品だろうが日用品だろうが何だってたくさん買いますよ。
 
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