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2020年05月29日17:57

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TOKYO

5月29日(金)晴れ
ワタクシと夫、好むテレビ番組が真逆。
夫は、オタク気質なので、一度好きになったものはとことんである。
ワタクシは飽きっぽい。
夫の好きな番組に「鶴瓶の家族に乾杯」や「吉田類の酒場放浪記」がある。
ワタクシも、最初見始めた頃は面白がって見た。
飽きた今も、夫が在宅の時は必ずそれになるので「めんどくさいなあ」と思いつつも黙って見ている。
何がめんどくさいか。
素人がテレビに出るのを見るのがめんどくさい。
すごくおもろいおっちゃんやおばちゃんもいるので思わず笑っちゃうけど、でも、一人だったら見ない。
同様の理由で「ポツンと一軒家」も「お家について行っていいですか」みたいなやつも、あと、バスの旅やバイクの充電させてもらいながら走るやつや火野正平氏のチャリンコのやつとかも嫌いだ。めんどい。
「まあ〜っ!火野正平よっ!」と駆け寄るおばちゃんも嫌だし、それを邪険にする火野正平氏を見るのもイヤ。
鶴瓶師匠に罪はないのだが、彼のキャラクターを全面に打ち出して、恥ずかしがる人を捕まえて離さへんでぇ〜という強引さも見てて辛い。
NHKの72時間とかでもそうなんだけど、やはり生きてると何かしらのドラマやエピソードはあるもので、感動したりはするんだけど、でも、やっぱりその、ドキュメンタリーゆえのいやらしさみたいなものを、後になってからじわじわと感じる。
だって、もし、ワタクシが取材されたとしたら、ちょっと「盛っちゃう」と思う。
泣いてみせるくらいはするかもしれん。
その「方向」が離婚かもしれんし、病気かもしれん。
母子家庭というベクトルでくるかもしれんし、介護(やっとらんくせに!)かもしれん。

それよりもは、素人でも、「出る気満々」の人たち、自分に自信のある人たちが出る番組の方が潔くて良い。
そういうのが「ねるとん紅鯨団」だったり「恋のから騒ぎ」だったりした。
「ウエディング ベル」という、もっと重めなお見合い番組もあったし、ナイナイのお見合い大作戦は、今も定期的にあるのかしらん。
「あいのり」は、放送日の翌日、同僚のM嬢とお昼休みに熱く語り合ったものだ。

こういう、素人だろうがプロだろうが、ちゃんと「テレビに出るということ」を意識している人たちの番組は見ていられるのだが、
通りかかったおばちゃんが「え?これテレビなん?」とか「わっ!あんた、誰だっけ、ほら、テレビ出てるよね、えっと・・・」とか言って、なかなか立ち去らない光景とか痛々しくて、すぐチャンネルを変えてしまう。
最初っからものすごく他人行儀な「タモリ氏」の、素人への接し方が一番安心して見ていられる。
逆に、鶴瓶師匠が「ええやんええやん、で、いつ結婚したん?」とか「お見合い結婚?」とかをおじいちゃんたちに聞くのがまた苦痛。
「ええ人たちやろ?」という優しさの押し売りが嫌。
こんなことを思っちゃうなんて、人としてどうなの?ワタクシって。と思わされるのがまたイヤ。(歪みきっとるなあ)

で、本題。(え?今までのは何?長い枕ですなあ)
天声人語の筆者が「ねるとん」に出たことがあるという衝撃から一夜明け・・・
さらには、ブログ仲間るいさんの、お友達が「恋のから騒ぎ」に出てて驚いた!というコメント。
これが「東京」なのよ!
「別世界」と思っているテレビの世界を簡単にのぞき見できて(観覧)、出たいと思ったら出ることもできて、テレビに出ている人と遭遇することもある。
東京に来たらまずテレビ局でしょ!と義姉はテレビ局巡りをしていたし、幼馴染もんちゃんは「笑っていいとも!」の観覧席で可愛く手を振ってみせたところが大写り。
ワタクシの実母でさえ、どこに行く?と聞いたら「赤坂サカス!」といった。
ここに行けばみのもんた氏に会えるとでも思ったか?

高校の、倫社の先生が好きだった。
先生らしくない、でも少しオタクっぽい、面白い先生だったのだが、学生生活を送った東京の話をよくしてくれて、その中で印象に残った話。
 「居酒屋で友達と飲んでたら、「せんせえ〜」って呼ぶ声がするんだよ。
  俺、家庭教師のバイトしてたんだけど、その教え子の女の子が
  試験の打ち上げかなんかを居酒屋でやってんの!
  びっくりしたよ。
  高校生だろ?いいのか?って思ったけど何にも言えなくて、
 『お、おう!』って手を振り返しといた。」
今の時代、我が故郷の高校生達もやってるのだろうが、当時の高校生だったワタクシは驚いた。
東京の高校生って居酒屋で打ち上げするんだ!
それを、お店の人とかに怒られたりしないんだ!と。
時代もあるのだろうが、我が娘も、なんだかんだよく打ち上げと称して渋谷に繰り出してたから、しみじみ東京の子だわ〜と思っていた。

そんな東京を、満喫することなく、緩く怠惰に過ごしてしまった15年だった。
最後に見落としているところを回ろう、くらいに思っていたが、このコロナ騒ぎである。
ちょっと残念。
でも、楽しかったなあ。やっぱり東京はすごいところだよ。

今日の一枚は、去年、郷里の友人夫婦が遊びに来た時に行ったスカイツリーからの東京。
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