沖縄の思い出

１２月９日（月）曇り
モニター提出に追われてなかなか日記が書けずにおります。
走り書きでもメモしておかねば！
はっ！その前に声を大にして言いたいこともあったのであった。
ワタクシ、沖縄料理を軽くみておった。
ここに深く深く陳謝いたします。
というのも、うん十年前、社員旅行で沖縄に行った時に食べたものがことごとく口に合わなかったのだ。
バブルのはじける前だからそれほど景気も悪くなく、貧乏旅行というわけでもなかった。
もう記憶のずっとずっと奥の方だから忘れてしまってるんだけど・・・
１１月の頭あたりの日程で、福岡支店の人が幹事で、その人も何かで調べただけの情報を恐る恐る鹿児島支店に伝えてくる。
「どうやら沖縄はこの時期でも半袖でいいらしい」
いやいやそんなことはあるまい。いくら沖縄といえど、鹿児島のお隣ではないか！
半信半疑で・・・ワタクシ、ニットのカーディガン持って行きました。
もちろん「騙されるものか！」と半袖は持って行きませんでしたし。
そしたら・・・沖縄は夏でした。蝉が鳴いてました。
暑くて暑くて・・・牛とかヤギとかエイサーとか見ながら暑くて暑くて。
喉が渇いて飲んだジュースがココナッツミルクで、ワタクシ、これが苦手で・・・
順不同の思い出なんだけど、マングースとハブの闘いみたいなのも苦手だった。
戦争の深い深い傷跡は、若いへなちょこ娘には重すぎるし。
移動の途中、ドライブインのようなところで食べたソーキそばのお肉のボリュームが凄すぎて、
その頃、華奢で食の細かったワタクシはまたもやムッとなった。
昔の琉球王朝を模したような料亭で宴会だったような記憶。
ここで熱帯魚のようなのが供されて、すごく驚く。

こんなこと書くと、ワタクシが沖縄嫌いのように思われるやもしれぬ。
そんなことはないのです。
いい思い出もたくさんある。
海の綺麗さはもう言葉では表現できないほどで、こんなに綺麗で、こんなに暑いなら泳げるよね！と若い子達は大はしゃぎで海辺で水遊びしたし、
沖縄美ら海水族館のアシカの可愛さにはメロメロになり、「アシカを飼いたい」というのが当時の夢になったくらいだ。
宴会場の余興に、「沖縄の民族衣装を着る」というのがあり、ワタクシと福岡支店の女子がモデルに。
南国顔で眉毛ゴリゴリのワタクシにこの衣装はあつらえたようにぴったりで大絶賛。
あんなにヒューヒュー言われて、写真を撮られまくったのは後にも先にもあの時くらいだ。
門柱にシーサーはとても素敵な慣習（？）だわと、小さなシーサーを購入、帰宅後自分ちの玄関に飾りました。
ただただ料理にいい思い出がないというだけの話です。

前置きが長くなりました。
そんなワタクシですので、沖縄料理のお店にその後、足を踏み入れることなく年月が過ぎ、つい先日、在住１５年目にして初めて我が町の沖縄料理の居酒屋へ行きました。
夫と娘とワタクシの３人で。（Yさんは仕事で間に合わず）
お通しで出てきたのが『もずく』
これが衝撃でした。いや、もずくは知ってますよ、大好きです、夏は毎日のように食べると言っても過言ではないくらい。
でもいつも「もずく酢」です。
ここでは麺つゆで、麺のように食べるの。

美味しくてびっくり。
その後すぐ家で真似しました。お正月にもこれは一品として出す予定。

海ぶどうも、聞いたことあったけどしいて食べるようなものでもないでしょ、と思ってたワタクシのバカバカバカ！
ちょー好きな味、というか食感。
は〜っ！もったいない。これから「海ぶどう」と目にしたら絶対食べる。この３０年間を取り返すべく！


夫が遠慮しいしい「ゴーヤチャンプル頼んでいい？」
どうぞどうぞ。あたしは「タコの唐揚げ」頼みたい！

アグー豚やら肉豆腐なども。
お刺身も頼みました。

熱帯魚が出てきたらとビビりましたが、この一番右のが確か深海魚？
名前忘れたけど、コリコリして旨し！

そろそろしめようか！ということで・・・
ちゃんぽん好きなワタクシ、『沖縄ちゃんぽん』とメニューにあるのを見つけ「あたし、コレ！」
夫はソーキそば

娘はなぜか「サーターアンダギー」（←大好きらしい）

ワタクシはぢつはコレが苦手。口の水分、持っていかれません？


コレを見たワタクシ、思わずお店の女の子を呼び止めて「沖縄ちゃんぽん頼んだんだけど・・・」（明らかにコレ間違ってるよねっ！コレ、ご飯ものだよね！）
お店の女の子、はっ！とした顔になり「ごめんなさい、説明が足りませんでしたね。沖縄ちゃんぽんってご飯なんです。」
ひえ〜〜〜っ！知らんかった。ごめんなさいはこっちのセリフだよ。
５５歳なのに初めて知ったよぉ〜
沖縄料理を避けてきたバチが当たったよぉ〜
しばし「ちゃんぽん」というワードについて語りながら食べる親子でありました。

鹿児島に帰ったら、まず奄美大島に旅行に行きたいと思ってる。
そして、その次にはまた沖縄に行きたいなあ〜
その頃には首里城再建のメドが立ってますように。