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2019年09月20日16:31

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最高の人生の見つけ方

9月20日(金)晴れ

昨日は「最高の人生の見つけ方」の試写会へ。
これは2008年に公開されたハリウッド映画のリメイク。
ジャックニコルソンとモーガンフリーマン共演のこの映画、絶対いいよな〜観たいなあと思っていながら見ずにここまできて、
リメイク版を先に見てしまうという・・・
これは少し不本意であった。

それは置いといて・・・
感情がジェットコースターのように上下左右する展開であった。
ざっくりとあらすじを言いますに、一代で成り上がった女社長マコ(天海祐希)と平凡な主婦幸枝(吉永小百合)は、
ひょんなことから同じ病院の同室になる。
二人とも末期の癌である。
たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたい事リスト」
これを二人でやろうということになり、スカイダイビングしたり、ももクロのライブ行ったり、ピラミッド見に行ったり、ウエディングドレス着たり・・・
旅をしながらお互いに色々な事に気付いたりしていく。

で、ワタクシ、相変わらずの斜めからしか物事を見られない人間ですから、
「やっぱ、お金がないとできない事よね〜まあお金があってもスカイダイビングはしないけどさ」とか、
幸枝さんの「私の人生をバカにしないでくださいっ!」と激昂するシーンでは、え?え?え?今さら、そんなこと言うくらいの間柄の人と、よくぞ一緒に旅行できるよね、つか、貸切ジェット機とか全てマコさんもちだよね。
お金が全てじゃないけどさぁ〜やっぱりお金がないとできないことってのは山ほどあって、それを「やりたいんですっ!」ってマコさんに言うってのはちょっとね〜
死ぬ気になったらなんでもできるって事?
恥も外聞も捨てるって事?
と思いながらも、二人がゲラゲラ笑うシーンがたくさんあるのは救われる気持ちになる。
病気になると、笑えないんだよね〜
笑え笑え、笑って免疫力を上げて!とか言うけど、基本的に病気中って心の底からなんて笑えなかった。
だから、二人が笑うシーンには、「そうか!これくらいぶっ飛んだことしないと心の底からなんて笑えないもんね〜」とも思う。
そうなると、ももクロのライブで弾けてるのをみると、あたしも誰かのライブで弾けたいものだと思ったりする。

かと思うと・・・
マコさんは幼い頃に母を亡くし、父は借金を踏み倒して家出。
ずっと父を恨んで生きてきた。借金取りが叩くドアの音の恐怖、さぞかし辛かっただろう。
今、その父はボケて介護施設にいる。
幸枝さんはそこへマコさんを連れていく。
これって、余計なお世話じゃないかなあ〜
死ぬ前に、父を許してから死にたい?
まあ、マコさんがいいならいいけどさ。

映画が始まって最初のシーンでは、吉永小百合さんの、板についた疲れた主婦ぶりが素晴らしく、
「永遠のおとめ小百合ちゃんも、年をとったらしっかりおばさんよね〜
同世代の女優さんたちが、可愛いおばあちゃんになっていく中で、彼女は今後どういう方向へ向かうのかしらね〜」
なんて思ってました。自分が彼女よりちょびっと若いというだけの上から目線。
しかし、京都旅行の時、彼女たち着物を着て散策するのだが、あの青い着物を着こなす吉永小百合の美しさ。
あたしが着たらちんちくりんの変ポコリンになりそうな難しそうな綺麗な青い着物をなんとまあ綺麗に着こなしている事よ。
さらには彼女、ウェデイングドレスまで着るという暴挙?快挙?
当然美しい。
天海祐希さんは、カツラを取っ替え引っ替え、そのどれもがお似合い
ワタクシにとってこの映画は、女優の底力を堪能させてくれる映画であった。

そうそう!この映画の主題歌、竹内まりやさんの歌なんだけど、
エンディングに流れてきた時、まあ、それなりに心がゆらゆら色々な方向に揺れていたんだけど、一気に覚めた。
まあ、もともと竹内まりやさんの声が好きでないというせいもあるが、それを差し引いても、あまりに映画と合ってなくて驚いた。
安っぽい二時間ドラマと化した。
その主題歌が流れている間の映像も、あまりにファンタジー過ぎるし、もっというならお笑い担当なのかムロツヨシ氏のやりすぎ感も鼻についた。
つまらん→いや、結構面白いかも→余計なお世話じゃ!→ちょっとジンとくるわ→つまらん→綺麗ね〜・・・中略→よかったよかった!と、感情のジェットコースターがいい感じで着地したのに、
最後のエンドロールで台無しっていう珍しいパターンであった。
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