元手ゼロのPayPayボーナス運用１年の結果、元手ゼロが32383円に

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２０１９年１０月に５年以上使っていたスマホが突然壊れ、機種変したのを契機にＱＲコード決済デビューすることにしてPayPayを使い始めた。

その後auPAYも併用するようになったが、ＱＲコード決済はPayPayを主力に利用している。

そのPayPayでは、去年の４月１５日から「ボーナス運用」というサービスを始めた。

PayPayでは、チャージして現金と同じように支払いやPayPay利用者への送金代わりやPayPay利用者同士の支払いのワリカンにも使え、登録金融機関で現金に戻して引き出すこともできる「PayPayマネー」と、出金だけはできない「PayPayマネーライト」、PayPay決済で後日還元されるポイントや、マイナポイント登録分として付与され、無期限にPayPay決済時の支払いに充てることのみ可能でチャージはできない「PayPayボーナス」と、キャンペーンやくじなどで付与され期限が60日の「PayPayボーナスライト」の２種類のポイントがある。

「ボーナス運用」は、その「PayPayボーナス」を原資に、仮想の投資信託の購入資金に充てることができ、解約すれば再びPayPay決済に充てることができる「PayPayボーナス」にのみ戻せる、という手数料無料の模擬投資サービスである。

PayPayの「ボーナス運用」では、米国株価指数の概ね３倍の値動きするように設計された仮想投信に投資する「チャレンジコース」と、値動きが米株価指数に連動するように設計された「スタンダードコース」の２種類がある。

つまり、現金や「PayPayマネー」では投資できず、付与された「PayPayボーナス」の範囲内のみでしか模擬投資できないから、元本保証もないが、仮に運用成績がゼロになっても投資資金もゼロなので、完全にノーリスクである。

模擬投資なのに結果的に「PayPayボーナス」が増えたり減ったりするわけで、仕組みを理解するのに２ヵ月掛かったが、とにかく元手ゼロでノーリスクなことは分かったので、去年の６月１８日以降付与される「PayPayボーナス」は全額「ボーナス運用」に回すように自動設定し、残高を見ながら「チャレンジコース」と「スタンダードコース」にほぼ均等に模擬投資できるよう適宜スイッチングしながら仮想運用してきた。

したがって、「PayPayボーナス」運用を始めて昨日で365日目、ちょうど１年経った。

その間１度も引き出しはしておらず、全額「PayPayボーナス」残高として積み上げてきた。

マイナポイントをPayPayで登録して、一括でチャージして国から付与されたマイナポイント5000円相当分も全額「PayPayボーナス」として付与されたから、１度に5000円分「ボーナス運用」に回したこともあり、昨日までの１年間で付与された原資の「PayPayボーナス」は23960円分になった（日付が替わる１７日24時時点、以下同）。

「ボーナス運用」を始めてから１年が経過したが、今年の４月まではほぼ一貫して米国株の値上がりトレンドが続いていたこともあり、米株価指数や為替レートの値動きに伴い運用成績はリアルタイムで変動するものの、残高は32383円になっており、これは１年間の運用増益+8323円、運用利回り34．74％という結果になった（写真１）。

内訳は、「チャレンジコース」に追加した残高総額11916円分が18161円分となり、運用損益+6245円、運用利回り52．41％になった（写真２）。

そして、「スタンダードコース」に追加した残高総額12044円分が14131円分になり、運用損益+2087円、運用利回り17．33％だった（写真３）。

※：スクリーンショットを撮る間にどちらかのコースが１円値下がりしており、合計額は１円合いません。

結果的には、全額「チャレンジコース」に回していたとしたら運用成績は50％を超えていたわけだが、相場の下げ局面もあった中で元手ゼロでこれはでき過ぎである。

使うには、引き出し申込時の模擬投信の相場で売って「PayPayボーナス」にしか戻せないからPayPay決済に充てるしかなく、現金として引き出したりすることはできないが、元手ゼロで付与された「PayPayボーナス」が積もり積もった上に30％以上も増え、１年間で３万円相当を超える額になったんだから上出来である。

とりあえずいったん全額引き出し、今後のPayPay払いに充て、あらためて今日から付与される新規の「PayPayボーナス」は再び同じように全額「ボーナス運用」に回すことにしてみる。