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2020年02月19日08:16

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オホーツク・大空町(女満別)B級グルメ、居酒屋「漁火」再訪(1/24)

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2007年4月から北海道・釧路勤務になり、秋に仕事で担当エリアだったオホーツク管内大空町役場を訪ね、応対してくれた総務課長(当時)との話の中で、旧女満別町と東藻琴村が合併した大空町と言えば、学生時代から旅行で列車で訪れ、女満別駅の裏手に広がる網走湖畔にある温泉に世話になった話などをしていた。

すると、たまたま網走湖では短い白魚の季節だそうで、新鮮な白魚を食べさせてくれる店を紹介してくれたので、その日仕事を終えたら網走に泊まるのだが、いったん網走のホテルにクルマを置いてからJRに2駅乗って再び女満別を訪れ、紹介してもらった店へ行ってみた。

すると、これでもかと言わんばかりに新鮮な白魚を惜しげもなく出してくれ、信じられないくらい安く飲ませてくれる素晴らしい店だった(このときはまだmixiデビュー前のため日記なし)。

それ以来毎年秋には網走湖の白魚で一杯やるのを楽しみに女満別の店に通うようになり、年によっては白魚の季節にオホーツク出張のついでに女満別の店へ年に2回訪問することも多かった。
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その後転勤で釧路を離れて仕事で女満別へ行けることはなくなったが、白魚の時期には女満別に一杯引っ掛けに通い続けていた。
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ところが、2016年の8月に襲来した台風の被害で増水した網走湖で白魚が獲れなくなってしまった。
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それでも毎年秋には女満別の店へは行っていたのだが、去年は7月に転勤のため北海道を離れ福井勤務になったこともあり、2019年は女満別には行かずに年を越してしまった。
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毎年冬に釧路で運転される「SL冬の湿原号」に乗るのを楽しみにしており、今年も今シーズンの運転開始初日の1月25日に乗りに行くことにしたが、新幹線や特急も含めJR東日本と北海道の全線が5日間乗り放題で26620円という「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」を利用することにした。

仕事の休みの関係で1月25日に「SL冬の湿原号」に乗ったらあとは札幌に泊まって翌日福井へ帰るしかなく、逆算すると「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」は1月22日から通用開始となる。

1日目はとりあえず函館まで行って泊まった。
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早朝出発が連続することになって旅程は少々強引ではあるが、2日目は年に1度飲みに通っている店がある稚内まで行って泊まった。
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3日目、1月24日金曜日は翌日乗る「SL冬の湿原号」に備えて夜までに釧路に着ければいい。

稚内からのJR宗谷線は極端に本数が少なく、泊まっていた南稚内を早朝6:40発で出発すれば釧路には一杯引っ掛けるにはちょうどいい18:39には着けるのだが、札幌での待ち時間が2時間21分にもなり、退屈である。

かと言って、次の列車で南稚内を出発すると釧路に着くのは23:55になってしまい、夕食も食べず深夜到着というのもしんどいから、早起きして6:40発で出発するしかない。

この日は泊まるのは釧路だが、どうしても釧路で飲みたいわけでもなく、旭川から札幌回りではなく石北線→釧網線で網走回りでも釧路へは行ける。

そうすると、女満別には16:19に着け、いったん途中下車しても18:29発まで2時間10分女満別に滞在しても釧路には22:15には着ける。

そこで、女満別の店に電話して、ちょっと早いが16時半から一杯引っ掛けにお邪魔させてもらえないか相談したところ、おかみさんは快諾してくれたので、この日は南稚内から網走回りで釧路へ向かうことに決めた。
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女満別に着き、駅から歩いて10分弱、1年3ヵ月ぶりに海鮮「漁火」に着くとまだ暖簾は掲げられておらず店内にあったが(写真1・2)、鍵は掛かっておらず入れた。

この日は11人と8人、5人の3組の宴会の準備でてんてこ舞いしており、大したものは出せないとのことだが久しぶりの再訪でもありカウンターで飲ませてくれた。

前回飲み残した焼酎があるはずだが、探すのが面倒なんだろう、「とりあえずこれ飲んで」とのことでもう来ないであろう客が飲み残したものと思われる焼酎が出てきて、お通しに出されたホッケの飯寿司(いずし)と共に飲み始める(写真3)。

飯寿司とは、秋から冬に掛けて白菜などの野菜類と魚をご飯と共に漬けて発酵させて作る北海道の郷土料理で、おかみさんの手作りである。
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漬かり過ぎてはおらず適度に酸味が効いて旨い。
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宴会の準備で料理を作る余裕はなく、あらかじめ作って保存していた網走湖で獲れたワカサギの佃煮が出てきて、残りは土産として持って帰れと言う。
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決して美味な魚でもないが、おかみさん手作りの素朴な味わいである。
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そして、春に採って醤油漬にして保存していたギョウジャニンニクも出てきた。
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「アイヌネギ」とか「キトビロ」とも呼ぶが、北海道では低地でも普通に自生しておりなじみがあるニンニク風味の野草で、酒のアテに最適である。
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さらにおかみさんが作っておいたという南蛮味噌も瓶詰めされたまま渡され、これも残りは持って帰れとのこと。
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滞在可能時間は2時間もなく、最初に出てきたボトルに残っていた焼酎をちょうど飲み切ったところで時間になり、会計すると2000円でいいと言う。

豪華なものは何1つ出なかったが、市販されておらずお金をいくら出しても買えないおかみさんの手作りのアテ4種類で焼酎まで飲んで、ワカサギの佃煮と南蛮味噌の残りはお土産に持たせてもらって2000円とは安過ぎる。

おかみさんもだいぶ年を取ってきたのでいつまで続けてくれるか少々心配だが、いつまでも頑張って営業して欲しいものである。

福井勤務になって女満別はあまりにも行きづらい場所だが、これからも年に1度くらいは何とか寄りたいと心に誓い、網走行きの列車に乗り込んだのであった。
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