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北海道・釧路で冬に運転される「SL冬の湿原号」に乗るのを毎年楽しみにしているが、去年の7月に北海道・札幌から福井に転勤になり、今シーズンはJR東日本と北海道の全線が新幹線や特急も含め5日間乗り放題で26620円という「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」を利用することにした。
「SL冬の湿原号」の運転初日の1月25日に乗って、翌日福井へ帰ることに決め、逆算して1月22日水曜日から通用開始の「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」を使ってまずは函館まで来て泊まった。
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函館到着後、まずは30年以上通っている店で冬の函館の味覚「ごっこ汁」で一杯引っ掛けた。
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自分は2017年7月から2年10ヵ月函館勤務しており、函館勤務時代に飲みに通っていた店へハシゴして深夜1時過ぎまで飲んだ。
飲み終わって腹が減ってはいなかったが、1軒目ではあまりのんびりできず十分に食べたわけではなかったこともあり、シメに何か食べていきたい。
函館と言えば「ラッキーピエロ」だが、駅前店は朝市近くに移転してホテルに帰る方向とは逆だし、よく考えたらこの日は平日だからすでに営業を終了しているはずである。
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そこで、前回北海道旅行した昨年9月とまったく同じパターンになってしまうが、今回もシメに函館駅前大門歓楽街で深夜3時まで営業している大衆中華「笑てん」に寄った。
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函館は塩ラーメンの街としても有名だが、函館勤務になって函館人はそんなにラーメンは食べないことが分かった。
それよりも、函館人はあんかけ焼きそばが大好きで、観光客が行列する塩ラーメンの有名店でも並んでやっとお店に入って注文するのはあんかけ焼きそばだったりしていた。
それだけでなく、函館では寿司屋やステーキ店、トンカツ屋などでもたいていメニューにあんかけ焼きそばはあり、店内を見るとあんかけ焼きそばを食べている客がいるのが普通だった。
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去年の7月に北海道・札幌から福井に転勤になったが、福井ではあんかけ焼きそばは中華食堂にでも行かない限りメニューにないことが多く、福井であんかけ焼きそばなど何度も食べていない。
久しぶりに函館に来て(と言っても4ヵ月ぶりだが)、函館勤務時代に頻繁に食べていたあんかけ焼きそばが懐かしくなったこともあり、今回は揚げ麺タイプの「バリバリ焼ソバ(900円)」を注文(写真3)。
揚げ麺に白いあんが掛かって旨そうである。
「笑てん」では、「バリバリ焼ソバ」の麺は注文を受けてからお店で揚げる本格派で、揚げ立ての麺のカリッとした食感が心地良い・
たまらず食べ始めてしまったが、後からスープも付いてきた。
途中からはお酢を掛けてさっぱりといただく。
中華風のあんと酢がよく合い旨い。
そして、後半はさらにラー油も掛けて辛くしていただく。
このくらいでいいかな。
ラー油で辛くなってひときわおいしい。
その後も適宜お酢とラー油を追加しながら完食。
深夜1時半に麺をお店で揚げたまともなあんかけ焼きそばが食べられる函館、いい街である。
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