福井→谷浜はクルマ、谷浜からは列車で北海道・函館へ

[5431]
北海道・釧網線釧路・標茶間で毎年１月下旬から運転される「ＳＬ冬の湿原号」に乗るのを毎年楽しみにしており、今シーズンは１月２５日から３月１日までの期間中に２２日間運転日が設定されている（正確には釧路・東釧路間は根室線）。

去年の６月までは１２年２ヵ月にわたり北海道勤務していたから、比較的容易に土日の休みを利用して乗りに行けたが、去年の７月に県内に空港もない福井に転勤になり、釧路へは土日の休みだけで乗りには行けず、今年は結構大変である。

まず、運転日のいつの便に乗るか考えると、１月２１日と２７日にどうしても休めない仕事が福井で入っており、連続して休めるのは１月２２日〜２６日の５日間である。

２月以降は休める可能性がある運転日がないわけではないが、どうなるか分からないし、ＪＲ北海道で走れる状態の蒸気機関車はＣ１１型１７１号機１両だけであり、２０１７年のように運転期間中に故障してしまい翌日から運休→ディーゼル機関車による代走になったこともあり、行けるうちに行っておきたい。

そうすると、釧路から福井へ帰ってくるためには、「ＳＬ冬の湿原号」に往復乗車してから当日中に福井まで帰れる方法がないので、運転初日の１月２５日の便に乗るしか選択肢がなく、「ＳＬ冬の湿原号」乗車は１月２５日と決まった。

福井からどうやって釧路を往復するかもいろんなパターンがあって難しい。

自分はＪＲ東日本と北海道のシニア会員組織「大人の休日倶楽部」に入会しており、会員限定で年に数回「新幹線や特急も含めＪＲ東日本と北海道全線５日間乗り放題」というおトクなきっぷ「大人の休日倶楽部パス（東日本・北海道）」が設定される。

ちょうど１月１６日〜２８日の期間内の連続する５日間で設定されており、金額は26,620円で、ＪＲ西日本のエリアである福井からは使えないものの、ＪＲ東日本の区間から「ＳＬ冬の湿原号」が走る釧路も含めて北海道全域まで乗り放題とは非常におトクである。

ただ、ＪＲ東日本および北海道のエリア内でしか買えない上、利用開始当日の発売はせず前日までに買わねばならないきっぷで、ＪＲ西日本のエリアである福井では買えないのだが、代休を取った１２月２５日にＪＲ東日本の指定席券売機が設置されている新潟県の直江津駅まで出向いて買ってきてある。

したがって、１月２２日〜２６日の５日間使えるので、利用開始初日の今日出発することにした。

まずは「大人の休日倶楽部パス（東日本・北海道）」が使えるエリアとなるＪＲ東日本の駅へ行かねばならない。

去年の９月にもこのきっぷを利用して北海道旅行したときは、福井からいちばん近いＪＲ東日本の駅に当たる長野県の塩尻の隣の広丘駅までクルマで行ったが、峠をいくつも越えるルートで積雪期には走りたいルートではない。

「大人の休日倶楽部パス（東日本・北海道）」は、ＪＲ東日本・北海道の全線のほか、えちごトキめき鉄道の旧ＪＲ北陸線だった区間の日本海ひすいラインは乗れないが、旧ＪＲ信越線だった妙高はねうまラインのうち直江津・新井間だけは乗れることになっている。

そこで、多少距離は増え、途中に混雑しそうな金沢や富山も通ることになるが、峠越えはなく標高も低く積雪の恐れは少ないルートを考え、新潟県の直江津から使い始めることにして、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの直江津の１駅富山寄りの谷浜駅にあるパーク＆ライド駐車場までクルマで向かい、谷浜駅前にクルマを停めて１駅だけえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの運賃200円は別払いして、谷浜から鉄道で、直江津から「大人の休日倶楽部パス（東日本・北海道）を利用して北海道を目指すことにする。

今日１日で釧路まで行けないし、「ＳＬ冬の湿原号」の運転開始も２５日からなので、今日はとりあえず函館まで行って泊まることにしている。

福井600
↓クルマ、国道８号
谷浜1150頃/1158
↓えちごトキめき鉄道
直江津1205/1236
↓えちごトキめき鉄道妙高高原行
上越妙高1252/1259
↓新幹線「はくたか562号」東京行
大宮1426/1446
↓新幹線「はやぶさ25号」
新函館北斗1828/1838
↓快速「はこだてライナー」
函館1853･･･泊

福井から谷浜までは250kmほどあり、国道８号で６時間弱と見込んでいるが、ちょうど通勤時間帯の金沢を通ることになり、谷浜11：58発の直江津行きに間に合いそうにないほど時間が掛かったら適宜高速に乗るかも知れないが、ともかく今から福井をクルマで出発する。