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2019年12月12日07:47

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福井(駅前)B級グルメ、これも「卵でとじていないカツ丼」の一種か、老舗「イタリア」の「スパゲティとピラフの組合せ(A)セット」(11/26)

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きっかけは、自分が北海道から7月に福井に転勤になったからか、北海道の某マイミク氏がいろいろネット検索して福井で気になるメニューを提供している飲食店をmixiボイスでつぶやいていたんじゃないかと思う。

その記事がさかのぼって閲覧できるページより前だったようで見つからず、今となってはたぶんそうだったんだと思っているが、福井駅前のユアーズホテルフクイの地下にあるスパゲティ・ピラフ専門店「イタリア」が気になるとつぶやいていたんだと記憶している。

何でその店が気になるんだろうと思って自分もネット検索してみたところ、検索結果でいくつも出てきた料理の写真の中に、スパゲティとピラフと思われるものに、デミグラスソースみたいなソースが掛けられたトンカツらしき物体が盛られているワンプレートメニューがあった。

自分は「全日本卵でとじていないご当地カツ丼愛好家」なので、「ご当地もの」かどうかはともかく、これは洋風ではあるがどう見ても明らかに「卵でとじていないカツ丼」の一種であり、現在住んでいる福井の街にそんなものを出している店があるならぜひとも食べておかねばなるまいと思った。

ところが、7月にソースカツ丼が名物の福井勤務になり、最初の週に3食もカツ丼を食べてしまったことを反省し、翌週からトンカツ類は1週間に2食までと自主規制していることもあって、その「トンカツ枠」を消化してしまう週が続きなかなか行けない。

しかし、ユアーズホテルのある街区は駅前再開発の計画があり、いつ始動するか未確定ではあるがいずれ取り壊される予定なので、早目に行っておきたい。

今度の日曜日の福井市長選次第ではあろうが、恐らく現職が再選され、北陸新幹線敦賀延伸開業の2022年春までに再開発を済ませておきたいだろうから、あと3年3ヵ月しかないので一刻も早く再開発事業をスタートさせ取り壊したいところだろう。

現に、ユアーズホテル自体今のところ市の今年度予算に盛り込まれていないことが確認できている来年3月までしか予約を受け付けておらず、来年度予算に計上され次第始動すると推測され、来年度中には取り壊しが始まるものと思われる。

その地下にある「イタリア」もユアーズホテルと運命を共にするはずだから早めに行っておかねばなるまい。

前回トンカツ類を食べたのは前の週の月曜日以来、週が明けてからもトンカツ類は未食だった11月26日火曜日、駅前に用事はなかったが、仕事が終わってクルマを家に置いてから出直しても営業終了の20時に間に合いそうだった。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973922525&owner_id=18367645

そこで、この日がチャンスとばかりに夕食として「イタリア」へ食べに行ってみることに決めた。

40代の会社の事務員さんに聞けば、福井では老舗のスパゲティ店で、若い頃はよく行ったんだけど最近は1年くらい行っていないとも言う。

1世帯当たりのマイカー保有率日本一のクルマ社会になってしまった福井県でもあり、無料駐車場がなく気軽に行ける店ではなくなってしまったらしい。

その証拠に、入居して営業しているのは「イタリア」だけになった廃墟のようなユアーズホテルの地下に、昭和の時代から時が止まったままのような雰囲気の昭和46年(1971年)創業という「イタリア」だけが営業していた(写真1)。

閉店間際ということもあり来店客は1人もおらず、「まだいいですか?」と確認してからカウンターに座る。

そして、目的のメニューである「スパゲティとピラフに、カツ・フライドポテト・ニンジンのグラッセ・サラダ付き、ボリューム満点、トマトソース」という「スパゲティとピラフの組合せ(A)セット(1030円)」を注文(写真2・3)。

スパゲティだけではなくピラフも盛られているのがミソである。
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ピラフ部分にまたがってトンカツが乗っているから「卵でとじていないカツ丼」の一種であることには間違いない。
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まずはトマトソースが掛かったトンカツからいただく。
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トマトソースという割にはトマトの酸味はまったく感じず、かと言ってデミグラスソースでもない独特のオリジナルソースが掛かったトンカツである。
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これまでに食べたことのない味わいのソースで、めちゃめちゃおいしいというわけでもないが、深みのある味わいのソースでそこそこ旨い。
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ピラフは一切具は入っておらず、味付けも非常に薄い。
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こうして食べれば紛れもなく「洋風カツ丼」である。
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そして、こうして食べれば「カツスパ」でもある。
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手前側に盛られていたのはトンカツではなく、フライドポテトとニンジンのグラッセで、トンカツ自体は向こう側の4切れだけだった。
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ピラフは味が薄いので、先にスパゲッティを全部食べてしまってから残っていたソースをまぶしていただく。
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不思議な味わいのピラフになったわけだが、何だか楽しい。
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この高揚感は一体何なんだろうと思いながら完食すると、昭和41年生まれの自分にとっては、子供の頃に親に連れられて街へ出かけてデパートのレストランで食べた楽しいごちそう、お子様ランチを思い起こさせる味と雰囲気なのだ。
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令和の時代に新装開店の今風の店でこんなものを出したらクレームものだと思うが、この雰囲気でこの味わい、忘れ掛けていた何かを久しぶりに感じながら味わえる逸品だったのである。

53歳のオッサンの自分がときめいてしまった。

ご夫婦で頑張っているらしいが、閉店間近で奥さんは先に帰しており、1人でいた親父さんと話をすると、再開発がいつスタートするのか決まっていないので、とりあえず3月までは営業を続けることにはしているけど、それ以降いつまで営業できるか分からないとのこと。

廃業するのかまで聞かなかったが、もう年も年なので移転して営業する気はなさそうな印象を受けた。

営業しているうちに何回通えるか分からないが、自分は親父さんが辞めてしまう前にトンカツのメニュー以外の料理も食べに通っておきたいと強く思ったのであった。
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