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2020年11月28日06:04

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まるで2軍相手のように読売巨人を粉砕したパの王者ソフトバンク、2020日本シリーズが見せた両リーグの超えられない実力差

 開幕直前に日本を襲った武漢肺炎のため、プロ野球は何から何まで例外尽くしでスタートしたが、変わらなかったのは、パ・リーグ、そして優勝チームのソフトバンクの圧倒的強さだった(写真)。まるで2軍相手の戦いのようであった、ソフトバンクは。

◎シリーズ最少、最低ワースト記録のオンパレード
 強く印象に残るのは、読売巨人との圧倒的な実力差だった。2年連続4戦4勝という史上初の結果だけではない。
 ソフトバンク打線の打者の打球の鋭さは読売を圧倒し、9番の捕手、甲斐も2本塁打である。ソフトバンクの守備陣は球際に強く、読売につけいる隙を与えなかった。また選手たちは誰もが平凡なゴロで打ち取られても一塁へ全力疾走し、ヘッドスライディングまで敢行した選手もいた。チーム内でも生き残りに必死なのだ。
 読売は、1つも接戦に持ち込めず、為すところなく敗退した。
 いかに実力差が顕著だったかは、数字を挙げれば分かる。
☆安打  36(ソフトバンク) 16(読売)
☆本塁打  7          1
☆打率  .269    .132
☆得点  26          4
☆三振  31         41
 4試合での読売の安打16はシリーズ最少記録だし、チーム打率.132も最低記録。唯一、最多だったのが三振数では、4戦完敗も当然だ。ちなみに昨年に続いての連続4戦全敗も、史上初(写真=優勝したソフトバンクの表彰を見る原監督ら)。

◎ぬるま湯のセ・リーグ、生き残りに必死だったパ・リーグの差
 こんな読売が、セ・リーグではぶっちぎりの優勝なのだから、セの実力レベルがいかに低いか、分かる。実際、日本シリーズはパが8年連続で制覇中だし、今年は中止になったが2005年からの交流戦ではパは2009年以外、14年間もセに勝ち越している。
 セは長く読売や阪神という人気チームが君臨する一方、パはかつて球団消滅の危機があった。セはぬるま湯に浸かる一方、パは生き残りに必死だった。
 読売も阪神も、その人気と豊富なカネにまかせて他チーム、特にパ・リーグの主戦級をFAで奪い取り、安直に補強する。対してパは、ドラフトで取った選手を育て上げるしか強くなる途はなかった。

◎育成という王道を往くしか強力チーム建設はなし
 今年のソフトバンクの、いやパ・リーグのエースの千賀、強肩の甲斐、圧倒的盗塁王の周東のように、主力に育成育ちの選手も多い。
 こうしたことが、両リーグの今日の実力差を招いたと言えるかもしれない。
 そして実力差は、この日本シリーズで見せつけられたようにさらに開いた。ちなみに昨年の総得点はソフトバンク23に対し、読売は10。第4戦のように4対3と、そこそこ読売が善戦したゲームもあった。
 今年、14勝2敗と絶対的安定感のあった菅野がいても勝てなかった読売は、来年はメジャー流出で失う。
 ぬるま湯セ・リーグのお山の大将は、FA頼みを完全に止め、育成に注力していかなければ、来年優勝したとしても、当分パ・リーグの優勝チームに勝てないだろう。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202011280000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「フランシスコ教皇、ローマ教皇として38年ぶりの訪日、しかしヨハネ=パウロ2世との違い大きく」

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