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2020年02月24日05:39

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堅調REIT相場に異変、武漢肺炎の流行でホテルREITだけ安値で利回り急上昇

 武漢肺炎の影響で、国内消費が軟調だそうだ。昨年10月の消費税増税後、持ち直しつつあった消費が腰折れするリスクが出てきた。

◎ふだんはなかなか予約が取れないフグ料理店がガラガラ
 中国、韓国からの団体旅行客のインバウンド需要の失速は、百貨店やホテルの売上減として顕在化していたが、最近は僕たち周囲の日本人でも出控えムードが強い。
 それは、身近で実感したのが、先日、友人と飲食した個室式のフグ料理屋だ。養殖フグを手ごろな価格で提供する店だから、例年、この時期は満員なのに、すんなり予約が取れたばかりか、行ってみると、1階に客がおらず、2階のみで、そこも空室があった。店は、上り下りに手間がかかる1階は空にして、2階に客を集めたのだろうが、それも半分は空いていた。向かい合って同じ鍋をつつく形式のレストランは、武漢肺炎を恐れておそらくどこも同じだろう。
 株式市場は、もちろんそれを織り込みつつある。三越伊勢丹の株価は、昨年末比19%安に沈む一方、「巣ごもり」ムードでゲーム関連株が活況という。

◎ホテルREITは安値、一方でREIT指数は堅調
 もっと異色なのは、値動きが安定的なREITである。
 超低金利持続と不動産需要が堅調なことを反映し、全体のREIT指数は昨年末比4.6%高なのに、ホテルREITだけが安いのだ。
 例えばマイステイズブランドのホテルに主に投資するインヴィンシブルREIT(写真)は昨年末比17.0%安、いちごホテルが同15.5%安、ジャパンホテルは14.4%安と、軒並み安い。
 ホテルREITは、他のオフィスビルや物流施設、マンションなどに投資するREITと異なり、所有するホテルから受け取る賃料が一定以上の利益を上げた時に支払われる「成功報酬」に近い変動賃料の割合が大きい。オフィスビルや物流施設、マンションなどに投資するREITは固定賃料で、この点が大きく異なる。
 昨年末比で10%超も安値になっているホテルREITは、武漢肺炎によって賃料が大きく減るリスクを織り込んでいるのだ。

◎実は買い場か、ホテルREIT
 ただ、武漢肺炎もSARSや新型鳥インフルエンザと同じで、永久に続くわけではなく、いつかは収束する。また人々の間に「慣れ」もできる。
 消費減、特にホテル稼働率の低迷も一過性だとすれば、今がこれらREITは買い場なのかもしれない。年初来からの値下がりで、ホテルREIT6銘柄はどの銘柄も、分配金利回りは年5%前後もある。前述のインヴィンシブルの場合は、約7%だ。
 幸いにも、と言っては他の投資家に申し訳ないが、数あるREITに投資する僕は、偶然にもホテルREITの持ち高はゼロ、である。だからそろそろ買い場探しを始めようか、と思っている。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202002240000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:ネパール旅行のため休載

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