ついに日本でも死者が出、また感染経路も不明な患者・感染者が出た武漢肺炎だが、発信元のスターリニスト中国では死者4桁に乗せ、日々積み上がっていく。それでも不思議にも、死者はスターリニスト中国に偏る。
◎スターリニスト中国への強すぎる配慮
伝えられるところでは、死者はほとんどが高齢者で持病持ちだという。スターリニスト中国の老人医療は、最低レベルであることが、これで分かった。
ところでこれまで正式名称のなかった武漢肺炎に、「COVID―19」という名前がついたようだ。ただ本ブログでは、特に必要が無い限り、武漢肺炎で通すことにする。
それにしても今回の武漢肺炎で、大きな味噌を付けたのはWHOのテドロス事務局長(写真)だ。
WHOが武漢肺炎について国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言したのは、やっと1月30日のことだった。その1週間前、緊急事態の宣言を見送っている。いかにも遅すぎる、という印象だった。しかもこの際、わざわざ「中国への渡航制限は勧めない」という事実上の「安全宣言」すら出している。
◎その後もスターリニスト中国を賞賛
これは、この間にテドロス氏が北京を訪問し、習近平と面会していることに関係がありそうだ。テドロス氏は、明らかに習近平に配慮したのである。
さらにその後、武漢や湖北省からスターリニスト中国全国に武漢肺炎が拡大すると、「中国の素早さ、中国の規模、中国の効率性は、体制の強みだ」と絶賛した。その隠蔽体質が感染拡大につながった可能性の大きい国を賞賛したのは、いかなる理由か、とも思う。
テドロス氏は、エチオピア出身だ。同国で外相も務めたこともある。
エチオピアは、アフリカの中で目覚ましい経済発展で世界から注目され、また昨年の10月、同国のアビー・アハメド首相はエチオピアで初のノーベル賞(平和賞)を授賞している。
◎貧しい後発開発途上国に巨額のインフラ融資
僕も4年前にエチオピアを訪れ、首都アディスアベバの目覚ましい発展を目にしている。しかし農村は、貧しいままだった。ある荒野をバスで走っていた時、まだ小学生低学年くらいの少女が頭にバケツを載せて離れた水たまりに水くみに行くのを目にした。平日だったので学校に行かずに家の手伝いをしているのだ。その水たまりまでかなりの距離があり、しかもその水たまりはワディの流れない水なのである。
僕が訪れた学校には電気も来ていなかった。就学率が5割ほどとされているから、学校に通えるだけでも子どもたちは恵まれている。その学校に電気がない。
その跛行的発展は、首都などにスターリニスト中国の巨額のインフラ建設資金が流れていることによる。そう、エチオピアは、アフリカで最も発展している途上国だが、最も親スターリニスト中国の国でもあるのだ。
◎事務局長就任にもスターリニスト中国の強い後押し
テドロス氏が2017年にアフリカ初のWHO事務局長に就いたのも、スターリニスト中国の強い後押しを受けてのことだ。
テドロス氏が、スターリニスト中国のことを忖度する理由は分かる。
しかもWHOはこの世界的非常時にも台湾の加盟を認めていない。もちろん「1つの中国」にこだわるスターリニスト中国の反対があるからだ。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:ネパール旅行のため休載
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